履正社の先輩・T―岡田に倣って、T―山田と呼ばれた山田哲人が出場したのは、10年夏だ。天理との初戦は2死で三塁走者となった5回、一塁走者が挟殺される間にまんまと本塁を陥れるプレーで(記録は盗塁)、貴重な追加点。「大阪大会でもやった。練習しているプレー」としてやったりは岡田龍生監督だが、山田は続く聖光学院戦でも、歳内宏明(現阪神)から一時同点の2ラン。2試合で6打数4安打1本塁打1盗塁と、のちのトリプルスリー男の片りんをのぞかせている。
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