侍ジャパン、いよいよ本番モードへ突入 実戦を前に手応え語る則本と増井
ソフトバンク戦のスタメン発表
ブルペンで投球練習を見守る小久保監督(左から3人目) 【写真は共同】
その一つが練習後、小久保裕紀監督が25日に福岡ソフトバンクと行う練習試合のメンバーを発表したことだ。昨年11月の強化試合から試行錯誤されてきた打順を、いよいよ固めていく段階に入った。以下、ソフトバンク戦のスタメンだ。
1(DH)山田哲人
2(二)菊池涼介
3(遊)坂本勇人
4(左)筒香嘉智
5(一)中田翔
6(右)鈴木誠也
7(三)松田宣浩
8(捕)大野奨太
9(中)秋山翔吾
青木宣親が合流後、上位打線は多少組み替えられるが、おおむねこのオーダーで戦っていくことになる。
試合の中で投手陣を見極めへ
「(25日からの実戦で)ボールに慣れることと、バッターに向かっていく練習をやろうと思っている」
2015年11月のプレミア12ではブルペンの役割分担ができておらず、準決勝の韓国戦ではそれが痛恨の敗戦を招いた。同じ轍を踏まないために、今回は中継ぎのスペシャリストが集められた。その投手陣の誰がWBC球をうまく操作し、重要な場面に送り出すことができるか。ブルペンの配置や起用法が、本番で勝ち上がるための最重要項目と言っても過言ではない。
中継ぎ陣の起用法について、権藤コーチはこう語った。
「これだけのメンバーをそろえているわけですから、とにかくどんどん突っ込んでいくしかない。そのための練習試合ですからね。左、右とか関係なく、予定している6、7人を全部使えるように。ブルペンではいくら投げても知れているし、相手とやってみないと(誰が本番で使えるか)わからない」