【DDT】HARASHIMAが3.20さいたま前哨戦で竹下に快勝 こたつが鉄人王座防衛 Bin Binディーノが大暴走

高木裕美

蒼魔刀で竹下を粉砕し3.20さいたま前哨戦を制したHARASHIMA 【写真:前島康人】

 19日のDDTプロレスリング「Into The Fight 2017」東京・後楽園ホール大会では、いよいよ1カ月後に迫った3.20さいたまスーパーアリーナ大会に向け、各選手の思惑が激突した。
 メインイベントでは「DDTプレ20周年記念スペシャルタッグマッチ」として、HARASHIMA&KUDO組vs竹下幸之介&ディック東郷組が激突。KO−D無差別級王者HARASHIMAが次期挑戦者の竹下を蒼魔刀で粉砕し、さいたまでのタイトル戦に向け弾みをつけた。

HARASHIMAと竹下が王座戦へ火花

【写真:前島康人】

 21歳、キャリア4年の竹下に対し、団体の黎明期から歴史を築き上げてきたHARASHIMAはライダーキック、顔面蹴り、雪崩式ブレーンバスター、クロスヒールホールドを繰り出し、引き出しの多彩さを見せ付ける。
 竹下もKUDOに串刺しハイキック、ブルーサンダーを見舞うと、HARASHIMAを肩車で担ぎ上げ、東郷と合体のダブルインパクトを成功させるが、惜しくもカウントは2。HARASHIMAはノーモーションで後頭部への蒼魔刀をブチ込むと、竹下のフルネルソンスープレックスを食らいながらも、再度後頭部への蒼魔刀、フランケンシュタイナーからの蒼魔刀でフィニッシュを決めた。

HARASHIMAがDDT20周年へ決意

【写真:前島康人】

 62年前の1955年2月19日、東京・蔵前国技館にて日本で初めて国際的な試合が行われた「プロレスの日」に、鮮やかな勝利を飾ったHARASHIMAは「DDT20周年、もっと先も突っ走っていく」と、DDTのさらなる繁栄を約束。「なぜかって? それは鍛えてるからだ!」と必勝宣言をすると、最後は高木三四郎大社長を中心にリング上で選手全員で円陣を組み、20周年記念大会の成功へ向け一致団結した。

【写真:前島康人】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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