18年ぶりトヨタ参戦で注目集まるWRC チャンピオン撤退で混戦模様か?
トヨタの代表は4度王者のマキネン
東京オートサロンに展示されたヤリスWRC。カラーリングはもちろんだが、最新車両をそのまま展示したことで、大いに注目が集まった 【田口浩次】
最新WRCマシンはさすがに迫力があり、なかでもドアミラー部分さえ、車体を空気の力で下に押さえるダウンフォースを発生するための形状となっていて、空力を考えたボディ形状に、カメラを向ける人がとても多かった。
トヨタはドアミラーのステーを空力パーツとしている 【田口浩次】
チーム本拠地もフィンランドにあり、フィンランド人を中心とした現場に、エンジン開発を担当するドイツのTMGと日本の東富士研究所が共同して戦うこととなる。同じくトヨタが参戦しているWEC(世界耐久選手権)では、TMGと東富士研究所、そしてチーム運営でフランスのレースチームであるオレカがともに戦い、2014年に王者となっている。WRCでも、初年度から王者を目指すことは難しいが、10年先を見据え、どう戦っていくのか? 18年ぶりのトヨタの戦いと、WRCというモータースポーツに注目したい。