Bリーグの魅力に溢れたバスケの祭典
初のオールスターは未来を作る一戦に

アイデアが取り入れられた初のオールスター

新リーグらしいイベントとなったBリーグ初のオールスターゲーム
新リーグらしいイベントとなったBリーグ初のオールスターゲーム【加藤よしお】

 Bリーグの「オールスターゲーム2017」は15日に国立代々木第一体育館で開催され、B.BLACKが117−95でB.WHITEを下した。MVPには富樫勇樹(千葉ジェッツ)が選ばれている。チケットは早々に完売。試合開始は18時20分だったが、16時半のダンクコンテスト予選開始時から満員状態となっていた。


 選手も口々に「たくさんのお客さんの前でプレーできたことがうれしかった」(田臥勇太/栃木ブレックス)、「これだけ多くの皆さんの前でバスケットができて楽しかった」(田口成浩/秋田ノーザンハピネッツ)と喜ぶ盛況で、来場者は9567名。NBL、bjリーグでもオールスター戦は行われていたが、「いろいろなオールスターゲームを経験してきたけれど、これだけ華やかな演出をしてもらったのは初めて」(五十嵐圭/新潟アルビレックスBB)と選手も喜ぶ、新リーグらしいイベントだった。


 Bリーグは16年秋の発足前からルール、演出などでさまざまな新しいアイデアが取り入れている。初のオールスターとなった今回は、まずチーム分けにドラフト制度が導入された。昨年12月5日に行われたドラフト会議ではトーマス・ウィスマン(B.BLACK/アルバルク東京)、伊藤拓摩(B.WHITE/栃木)の両ヘッドコーチとファン投票で選出された選手が同席し、ネット中継も行われた中で指名と抽選が行われた。


 通常のオールスター戦は地区、前年の順位などで所属チームが振り分けられるが、今回はシーホース三河の比江島慎(B.BLACK)と金丸晃輔(B.WHITE)など、同チームの選手が敵味方に分かれる場合もあるチーム編成だった。またベンチにはタレントのマギーさん(B.BLACK)、安田美沙子さん(B.WHITE)がそれぞれ女子マネージャーとして入り、盛り上がりに花を添えた。

注目を集めたスリーポイントコンテスト

スリーポイントコンテストで金丸と白熱の好勝負を演じた田口(写真)
スリーポイントコンテストで金丸と白熱の好勝負を演じた田口(写真)【加藤よしお】

 ティップオフ前に行われたスリーポイントコンテストは、白熱の好勝負となった。合計25個のボールを1分以内ですべてシュートする必要があり、試合とは違う難しさがある。5個のボール台に1個ずつある“マネーボール”は決めると2倍のポイントが入り、仮に25本連続で成功すると30点となるルールだ。


 14日の予選で1位・田口(21点)に次ぐ18点を挙げていた金丸が、8本連続成功も含む24点という驚異的な結果を残し、合計ポイントを「42」まで伸ばす。最後の一投は場内をあおってからマネーボールを決める余裕で、16年のNBLオールスターでスリーポイントコンテスト王者に輝いた貫録を見せた。


「『ウソだろ』と思いました」という田口だが、彼も15年と16年のbjリーグオールスターでスリーポイントコンテストを連覇している勝負強さの持ち主。3本連続失敗などで一旦リズムを崩したものの建て直し、ラスト10投のうち9本を成功する猛チャージで22点を決めた。田口は予選との合計点を「43」まで伸ばして金丸を1ポイント差で上回り、Bリーグ初のスリーポイントコンテスト王者に輝いた。さて、賞金の10万円は……。


「オールスターの前にチームメートにコンテストの練習を手伝ってもらって、秋田の有名な盛という(中華料理店で)レバニラをごちそうすると約束していた。約束通りみんなにごちそうしたいと思います」(田口)

大島和人
大島和人

1976年に神奈川県で出生し、育ちは埼玉。現在は東京都町田市に在住する。早稲田大在学中にテレビ局のリサーチャーとしてスポーツ報道の現場に足を踏み入れ、世界中のスポーツと接する機会を得た。卒業後は損害保険会社、調査会社などの勤務を経て、2010年からライター活動を開始。バスケットボールやサッカー、野球、ラグビー、バレーなどの現場にも小まめに足を運び、試合観戦数は毎年300試合を超える。日本を実はサッカーだけでなくバスケ強国であるスペイン、バレー王国・ブラジルのような球技大国にすることが一生の夢で、“球技ライター”を自称している。

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