青学大3連覇の要因と学生駅伝の潮流 八木勇樹、鎧坂哲哉が箱根を振り返る

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復路のレースについて解説してくれた鎧坂哲哉(左)と八木勇樹 【スポーツナビ】

 第93回東京箱根間往復大学駅伝競走(箱根駅伝)が3日、箱根・芦ノ湖から東京・読売新聞社前までの復路5区間109.6キロのコースで行われ、往路を制した青山学院大が、総合11時間4分10秒でゴールし、大会3連覇と史上4校目となる学生駅伝3冠を達成した。東洋大が11時間11分31秒で2位。3位には早稲田大が11時間12分26秒で入った。

 早稲田大時代の2010年度に、今回の青山学院大と同じように学生駅伝3冠を成し遂げた八木勇樹と、明治大時代に4年連続で箱根駅伝に出場し、八木とは旭化成でチームメートでもあった鎧坂哲哉にレースを振り返ってもらった(八木は2016年7月から独立)。

予想通りの強さを見せた青山学院大

――今日のレースの感想は?

鎧坂 戦前の予想通り、青山学院大が強かったなという印象ですね。

八木 僕も鎧坂と同じように、戦前の予想通りに青山学院大が行ったというのと、もう1つは青山学院大も万全な状態ではなかった中で、それでも後半に強い選手が走っていた。他の大学が最後の詰めのところで追いかけられなかったのが、青山学院大の勝因だったのかなと思います。

――印象に残ったチームと選手は?

八木 6区で区間新記録を出した日本体育大の秋山(清仁)選手ですね。今回は全体的にタイムが良くなかった中で、区間記録を更新しました。母校ではなかったんですけど、応援していました。

鎧坂 僕も秋山選手がすごいなと思ったんですけど、他の選手がいいですかね(笑)。

八木 まさかのかぶり?

鎧坂 まさかのかぶりです(笑)。他の選手だと、関東学生連合の照井(明人/東京国際大)選手は、たすきをもらった位置が悪い中でも、区間賞のタイム(※関東学生連合チームとしての参加のため参考記録になる)で走れたのは、すごいなと思います。

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