【全日本プロレス】ビッグガンズがGET WILDを下し世界タッグ防衛 石井が世界ジュニア初Vでリーグ戦も優勝宣言
生え抜きの青柳を破り初防衛に成功
王者・石井慧介は全日本生え抜きの青柳優馬を破り世界ジュニア初防衛に成功 【写真:前島康人】
石井はプランチャで飛び込んできた青柳をかわし、エプロンでスタナーを見舞うと、背中へダメージを蓄積させていく。しかし、青柳も10分過ぎ、トルニージョを繰り出すと、さらにミサイルキック、串刺しドロップキック、フィッシャーマンスープレックス。石井のジャーマンスープレックスを食らいながらも、ローリングジャーマン3連発であわやという場面を作り出す。しかし、石井も顔面へのヒザ蹴りからフランケンシュタイナー、タイガースープレックスを放つと、垂直落下式ダブルアームDDTでフィニッシュを決めた。
【写真:前島康人】
三冠王・宮原が復活したドーリングに勝利
三冠王者・宮原は復帰を果たしドーリングから勝利を収め大森とのV7戦へ死角なしをアピール 【写真:前島康人】
客席からの大「ジョー」コールで迎えられたドーリングは、開始早々、宮原にハンマーパンチを振り下ろし、エルボー、ショルダータックル。なおも勢いの止まらないドーリングは、諏訪魔と共に2人がかりで豪快に後方に投げ捨てると、さらに滞空式ブレーンバスターを炸裂。コーナーで控える間も闘志は収まらず、リング上の宮原にエプロンからラリアットで殴りかかっていく。盟友の復帰に沸く諏訪魔の攻撃も激しさを増す中、宮原はドーリングのレボリューションボムをウラカンラナで切り返すと、ブラックアウト一撃で勝利を収めた。
勝った宮原は「博多で三冠戦もあるし、落とせない」と、相手が誰であろうと全力で勝ちに行くと宣言。一方、敗れたドーリングだが、「すぐに宮原を倒して三冠王者に戻ってみせる。ガンからも復帰したんだ。チャンピオンの座にカムバックしてみせる。2017年以内にね」と、年内の三冠王座戴冠を宣言した。
アジアタッグ奪取に失敗した秋山はカシンとのタッグで快勝 【写真:前島康人】
前日のアジアタッグ選手権試合(渕正信&大仁田厚組vs.秋山&井上雅央組)では、秋山の「公認凶器」として登場したはずが、“宿敵”パンディータを追いかけ回す間に試合終了。まったく役に立たなかったカシンだが、この日はイサミの背中のテーピングをはがし、秋山のパイルドライバーの威力増加につなげるなど、気のきいたアシスト。場外へ落ちたところへイサミがトペスイシーダを見舞うと、カシンはセコンドのSUSHIを身代わりにして逃亡。リング上で秋山が田村にランニングニーを決めたところで、すかさず秋山をどかし、代わりに自分がカバーに入って3カウントを奪った。
秋山はウルティモ・ドラゴンがメキシコで開催する30周年記念興行へ招待され快諾 【写真:前島康人】