HARASHIMAが入江を下し初防衛に成功
DAMNATIONが酒呑童子に敗れるも解散せず
【写真:前島康人】

 DDTプロレスリングの年内最終興行となる25日の「NEVER MIND 2016」東京・後楽園ホール大会では、2大タイトルマッチなどが行われ、クリスマスムードの中、超満員となる2016人を動員した。


 メインイベントのKO-D無差別級選手権試合では、王者HARASHIMAが入江茂弘を退け初防衛に成功。早くも新年初興行となる1.3後楽園では、現KO-Dタッグ王者であるマイク・ベイリーとのV2戦が決定した。

HARASHIMA「楽しい1年だった」

【写真:前島康人】

 アメリカ武者修行から一時帰国中の入江は、11.6東京・新木場STUDIO COASTで開催された「DDTフェス」において、タッグマッチながらHARASHIMAに勝利。12.4大阪で新王者となったHARASHIMAが、自ら次期挑戦者に指名した。


 入江はパワーを生かした豪快すぎるタックルでHARASHIMAを吹っ飛ばすと、さらに場外へのトペスイシーダ。さらにエプロンにパイルドライバーで脳天から突き刺すと今度はエプロンの角めがけてパワーボムを発射する。しかし、HARASHIMAも入江のフライングソーセージをかわし、ダイビングフットスタンプ、串刺しハイキック、雪崩式ブレーンバスターを炸裂。エルボー合戦で力負けする場面もあったものの、ビーストボンバーをカウント2ではね返し、リバースフランケンシュタイナーを繰り出すと、トラースキック、延髄斬り、ミドルキック2連発。粘る入江にカウンターのドロップキックからの蒼魔刀をブチ込み、3カウントをもぎ取った。


 試合後、新春のベイリーとのV2戦を告げられたHARASHIMAは「年末年始関係ない。誰とでもやってやるよ」と笑顔。「今年はベルトを持って年越しできて、楽しい1年だった。また来年もDDTを盛り上げたい」と、来年も鍛えまくると訴えた。


 一方、敗れはしたものの、大「入江」コールで観客から健闘をたたえられ、HARASHIMAからも「入江はめちゃくちゃ強い。僕が勝てたのは紙一重。また何度でもやりましょう」と賛辞が送られた入江だが、ノーコメントで姿を消した。

高梨が佐々木を丸め込みベルト防衛

【写真:前島康人】

 KO-D6人タッグ王者組である酒呑童子のKUDO&坂口征夫&高梨将弘組は、DAMNATIONの佐々木大輔&石川修司&遠藤哲哉組を退け初防衛に成功した。


 DAMNATIONは今年のDDT総選挙でユニット部門1位を獲得。さらにシングル、タッグ、6人タッグのベルトを獲得するなど、人気・実力共に今年のDDTマットを牽引した。


 石川が場外で高梨をジャイアントスイングで客席に放り投げるパワーファイトを見せれば、遠藤はスワンダイブ式エルボーなどの軽快な身のこなしで観客を魅了。佐々木もケブラドーラコンヒーロなど、テクニックを見せ付ける。しかし、10分過ぎ、石川のラリアットが佐々木に誤爆すると、石川のニーも佐々木へ同士討ち。このアクシデントにもめげず、高梨にダブルインパクトを成功させると、遠藤が場外へのトルニージョでメンバーを分断。勝利は目前かと思われたが、直後に高梨が佐々木をバッカスで丸め込み、3カウントを奪取した。


 勝利した高梨は「佐々木の負けた時のマヌケ面を見られたのが何よりうれしい」と高笑い。次期挑戦者にはNωAが名乗りを上げているが、高梨は「オレたちだって、巻いたのは約1年ぶり。そんな簡単に巻けるベルトじゃない」と、顔じゃないとばかりに一蹴した。


 一方、「負けたらDAMNATION解散」も臭わせていた佐々木だが、全試合終了後、キッパリと「解散はしない。解散したら、1人になっちゃうから」と、あっさり否定。1.3後楽園では、“自称”元カノのキャンディス・レラエ(人妻)との一騎打ちが組まれたが、佐々木は「絶対キャンディスと結婚する。結婚できたらDAMNATIONは解散する」と、テーマである「群れない、媚びない、結婚しない」の鬼の鉄則を破ってでも、ユニットが空中分解しようとも、とにかく全力でキャンディスとの結婚を実現させると鼻息荒く訴えた。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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