年末年始で読破したい“読み物系”ランニング本 ハウツーだけじゃない! 名作・話題作5選

三河賢文

2)走る青春!主人公の成長を描く『デッドヒート』1〜6

【三河賢文】

 青春真っ盛りの主人公は、高校駅伝での関東大会進出を目指す。やがて大学駅伝、そして世界へと舞台を移していくのでした……。6巻に渡ってその成長を描いた熱いストーリーに引き込まれます。箱根駅伝前の一気読みにもオススメです。

3)運動とは無縁だった男性が砂漠で“世界一”に!『マラソン中毒者』

【三河賢文】

 走り始める理由は人それぞれ。しかし、ここまでランニングにのめり込んだランナーは、他にいないかもしれません。運動ゼロだった著者が走り始め、やがて砂漠マラソンで世界一に輝くまでのストーリーが赤裸々に綴られています。その理解不能なジャンキー振りに、新たな世界が広がるかも!?

4)これぞ名作!壮絶な大陸横断マラソンを描いた『遥かなるセントラルパーク』

【三河賢文】

 ロサンゼルスからニューヨークまで、5,000kmに及ぶアメリカ大陸横断マラソン。それぞれに異なる夢や思いを抱き、2,000名ものランナーがそのゴールを目指します。自分との戦い、そして人との関わり……。感動なしでは語れない名作です。

5)脳とランニングの意外な関係!?『走り方で脳が変わる!』

【三河賢文】

 東京マラソンでフルマラソン完走の経験も持つ、脳科学者・茂木健一郎氏。その専門的知見とランニング経験から、脳とランニングとの関係について綴られています。練習方法などに関する部分も含まれますが、思わず「なるほど」と唸ってしまう内容満載です。

 このほかにも、小説家・村上春樹さんの『走ることについて語るときに僕の語ること』や“学連選抜”にスポットを当てた箱根駅伝ストーリー『チーム』など、ランニングを題材とした書籍はたくさんあります。本が苦手な方であれば、『マラソンマン』『奈緒子』など漫画もオススメ。2017年に向けて、お気に入りの1冊を見つけてみてはいかがでしょうか。

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著者プロフィール

中学生の頃から陸上競技を始め、大学では十種競技選手として活動。引退後、約7年のブランクを経て2011年6月よりランニングを開始。同年にハーフマラソン、フルマラソン、翌年には100kmのウルトラマラソンやトライアスロン(オリンピック・ディスタンス)も完走。沖縄本島1周マラソンなどを始め、今では“超長距離”レースにも数多く出場している。また“トウモロコシ”や“アザラシ帽子“をトレードマークに、仮装マラソンも楽しむ。ランニングブログも不定期更新中。趣味と過去の経験を活かし、現在は東京都葛飾区内にある中学校の陸上部にて、外部コーチとして指導も行っている

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