【新日本プロレス】衝撃凱旋! 高橋ヒロムがKUSHIDAに圧勝 矢野が乱入! IWGPタッグ殴り込みを宣言

高木裕美

LIJに電撃加入した高橋ヒロムは凱旋試合でKUSHIDAを粉砕 【写真:宮木和佳子】

 16日の新日本プロレス「Road to TOKYO DOME」東京・後楽園ホール大会では、超満員札止めとなる1730人を動員。1.4東京ドーム大会に向け、激しい駆け引きが繰り広げられた。
 メインイベントでは、棚橋弘至&KUSHIDA組vs.内藤哲也&高橋ヒロム組によるダブル前哨戦が実現。今年のプロレス大賞MVPを受賞し、今もっとも「神ってる」内藤と、これが凱旋マッチとなるヒロムが、勢いの差を見せつけ完全勝利を飾った。

海外遠征から帰国しLIJに電撃加入

急きょ試合が決まった新コスチュームは東京ドームまでお預けに 【写真:宮木和佳子】

 ヒロムは13年6月より海外遠征に旅立ち、イギリス、メキシコ、アメリカを経て、今年の11.5大阪大会に“時限爆弾”として登場。KUSHIDAの持つIWGPジュニアタッグ王座への挑戦を表明すると、12.10 宮城大会でロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)に電撃加入した。

いきなりKUSHIDAのIWGP挑戦へ

【写真:宮木和佳子】

 KUSHIDAの要求に応じ、ドームを待たずに凱旋試合を行うことになったヒロムは、試合用のコスチュームではなく、普通の私服&シューズ姿で登場。一方、内藤は尾崎リングアナウンサーに耳打ちし、「2016年プロレス大賞MVP受賞」とコールさせるなど、試合前から自分たちのペースに引き込んでみせる。

 ヒロムは先発を買って出るも、KUSHIDAを無視し、すぐに内藤にタッチ。だが、その直後にリングに飛び込み、エプロンに戻ったKUSHIDAに飛びつき式の場外パワーボムを敢行。不意を突かれたKUSHIDAは頭部を強打し、しばらく戦闘不能に陥る。

KUSHIDAを必殺TIME

【写真:宮木和佳子】

 ローンバトルを強いられた棚橋を2人がかりで攻め立てると、棚橋も内藤に対し、ドラゴンスクリュー、テキサスクローバーホールドを繰り出すが、これはニアロープ。ヒロムは棚橋のツイストアンドシャウト、スリングブレイド、KUSHIDAのホバーボードロックといった大技をしのぐと、2人を立て続けにジャーマンスープレックスで投げ、KUSHIDAを必殺のTIME BOMBで粉砕した。

新パレハ・ヒロムの圧勝に内藤もニヤリ

【写真:宮木和佳子】

 このインパクト十分な圧勝劇に、内藤も「高橋ヒロムの魅力、可能性、感じていただけたでしょうか」とニヤリ。「今日のテーマはダブル前哨戦というより、ヒロムの凱旋帰国試合それ一本。明日の後楽園もあるし、トランキーロ、あっせんなよ」と、翌日の棚橋組との10人タッグマッチでも、さらなる驚きを与えることをファンに約束。凱旋マッチを勝利で飾ったヒロムも「KUSHIDAはたいしたことない。オレとやりたいなら、もっともっともーっと楽しませてくれよ」と高笑いした。

【写真:宮木和佳子】

1/2ページ

著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

新着記事

編集部ピックアップ

コラムランキング

おすすめ記事(Doスポーツ)

記事一覧

新着公式情報

公式情報一覧

日本オリンピック委員会公式サイト

JOC公式アカウント