1位はグラスvs.スペシャルの大激闘! 競馬記者が語る『有馬記念の思い出』

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」トラックマンアンケート

 2016年の総決算として12月25日に行われる有馬記念。今年はどんなドラマが生まれるのか、今からソワソワしてしまいますが、今回は優馬・競友の記者達に「思い出の有馬記念」について語ってもらいました。

アンケート結果(複数回答可)

5票 グラスワンダー(1999年)
4票 トウカイテイオー(1993年)、オグリキャップ(1990年)
3票 オルフェーヴル(2013年)、ハーツクライ(2005年)、イナリワン(1989年)
2票 シンボリクリスエス(2003年)
1票 オルフェーヴル(2011年)、ダイワスカーレット(2008年)、テイエムオペラオー(2000年)、グラスワンダー(1998年)、マヤノトップガン(1995年)、メジロパーマー(1992年)、ダイユウサク(1991年)、オグリキャップ(1988年)、メジロデュレン(1987年)、シンボリルドルフ(1984年)、リードホーユー(1983年)、テンポイント(1977年)、スピードシンボリ(1970年)

伝説の「4センチ」グラスワンダーvs.スペシャルウィーク

グラスワンダー(中央)がスペシャルウィーク(黒帽)をわずかに退けた1999年の有馬記念(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

久光TM
1999年 グラスワンダー

グラスワンダーとスペシャルウィーク、伝説の4センチ差。当時は現地で揉みくちゃにんばりながらの観戦。あまりの大観衆と角度の関係で、しばらくは自分の本命だったテイエムオペラオーが勝ったと思っていた(笑)。
両雄が互いにマークし合う様なレースで、ゴールでも僅か4センチの差しかなかった好勝負。最初にツルマルツヨシが抜群の手応えで坂を駆け上がり、それを3歳のテイエムオペラオーが捉え、更に後ろから2強が交わしていき、最後は大接戦。二転三転した坂下からゴールまでの攻防はまるで映画の様な素晴らしい起承転結だった。

小島TM
1999年 グラスワンダー

ハナ差でしたが、それほどまでの好メンバーでした。2着スペシャルウィーク、3着テイエムオペラオー、メジロブライトやナリタトップロードもいました。

加茂TM
1999年 グラスワンダー

グラスワンダーとスペシャルウィークのハナ差の決着。個人的には同着でも良かったかな…と。また、3着テイエムオペラオー、4着ツルマルツヨシが一瞬勝ったかの場面も…。とにかく見応えのあるレースだった。

打越編集長
1998年 グラスワンダー
1999年 グラスワンダー

グラスワンダーの2連覇。1年目は骨折明けの秋2走の不甲斐ない結果から、復活を決めた勝利。やはり人気を落としていたので馬券的には妙味十分だった。2年目はスペシャルウィークとの大接戦。戦前から2強対決とみられていたが、正にその通りの内容。こちらは競馬的に見どころ十分だった。

落合(編集)
1999年 グラスワンダー

1番の思い出は1999年のグラスワンダー。当時担当だった尾形充厩舎の馬で、ゴールした時に私は勝ったと思ってエレベーターに乗り、尾形充師にお祝いの言葉を言おうと思っていたが、あの名騎手武豊がウイニングランをしていた。武豊でも間違ってしまう有馬記念は特別なんだと思った。

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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