夢のGIへ4年目の22歳・城戸義政が挑む 初の大舞台「感謝しかありません」

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「愛媛から両親と祖母が応援に来てくれる予定です」

 ところが、前走・ファンタジーSは8着だった。

「パドックに行くときからイレ込みや発汗がひどくていつもと雰囲気が違いました。レースでもスタートは決めてくれたのですが直線に向く頃には余力が残っていなくて。1400mは対応してくれると思うのですが、前走の敗因はイレ込みが大きな一因だと思います」

 今回は栗東に滞在。関西の雰囲気にも慣れ、最小限の輸送で本番を迎える。

「こっちに来てからずっと乗っていますが、今のところイレ込むことなく、状態も前走より上向いています。乗りやすくてかわいいんですよ!」

城戸の“調教勝負服”はとにかく目立つ!(撮影:大恵陽子) 【netkeiba.com】

 そう笑う城戸騎手の“調教勝負服”は栗東トレセンでひときわ目立つ。

「今年の春、僕のわがままで藤岡厩舎からフリーになったのですが、厩舎スタッフの方が目立つようにってプレゼントしてくださいました」

 トレセンで厩舎関係者やマスコミは、ジャンパーの色柄で騎手を特定することが多い。池添謙一騎手は赤色、松田大作騎手は牛柄をよく着ている、といった風に。関係者の目に止まる機会が増えれば、自身のアピールにもつながる。

「(目立つ色柄なので)最初は恥ずかしかったんですが(笑)、今では気に入っています。釣り用のジャンパーらしくて、多少の雨もしのげるんです」

 雨や砂にさらされながらも綺麗に手入れされたジャンパーでこの日も7頭の調教に騎乗した。

「どの馬の調教も一生懸命乗らせていただいていますが、その中でもGIゼッケンをつけた馬に乗るというのは気が引き締まります。これまではスタンドからGIを見ていましたが、乗ったらどんな感じなんだろうってすごく楽しみです。まだ緊張はしていません。乗り替わりの多い時代に、大舞台で乗せていただけるなんて感謝しかありません。日曜日には愛媛から両親と祖母が応援に来てくれる予定です。がんばりたいですね!」

故郷から応援に駆けつける両親、祖母の前で渾身の騎乗を見せるか(撮影:大恵陽子) 【netkeiba.com】

 家族で食卓を囲んでいた時に流れていた競馬学校の紹介番組がきっかけで騎手を志した。競馬場もウインズもない土地で、本やインターネットを頼りに情報を集め夢を叶えた。

 憧れの舞台へ――スタンドから家族に見守られ、スポットライトを浴びる。

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