海外特派員の前でDDTの魅力アピール ササダンゴ「これがジャパニーズスタイル」

しべ超二

ササダンゴに「世界一のプレゼンテーター」の称号!?

日本外国特派員協会で実施された記者会見に登壇したマッスル坂井(左)&松江哲明両監督 【写真:チナスキー】

 DDTのドキュメンタリー映画第2弾『俺たち文化系プロレスDDT』の試写会ならびに記者会見が21日、都内の日本外国特派員協会で実施された。マッスル坂井&松江哲明両監督が登壇し記者からの質問に答えたが、同協会での催しに招かれたプロレスラーは力道山、アントニオ猪木に次いで坂井が3人目。上映前にはスーパー・ササダンゴ・マシンによる「煽りパワポ」でのプレゼンテーションも行われ、日本独自のプロレス文化にして団体であるDDTの魅力をアピールした。

試写会上映前にはスーパー・ササダンゴ・マシンによる「煽りパワポ」が披露。参加者から賞賛された 【写真:チナスキー】

 外国のメディアも見られ、普段とは異なる記者団を前にしたプレゼンでは、ササダンゴ・マシンが家業の坂井精機株式会社について説明すると、その見た目とのギャップからか笑いが起こる。さらにササダンゴ・マシンはDDTと新日本プロレスの戦いが描かれる本編を、中小企業と大企業の争いに見立てて解説。アウェーというべき会見の場でもきっちり笑いを取ってプレゼンを終えると、その出来に外国特派員協会の司会者から「世界で1番のプレゼンテーター」と称賛を受けた。

主役級立ち位置の大家健は「チャレンジャー」

松江監督はDDTについて「文化祭がずっと続いている感じ」と表現した 【写真:チナスキー】

 そして74分の作品上映後にはマッスル坂井と松江哲明両監督が改めて登壇。松江監督は本作のプロジェクトについて質問を受け、高木三四郎社長から「DDTの1年を追うドキュメンタリーを撮ってほしい」と頼まれたことがスタートであったと回答。

 当初は3D映画にする構想もあったが、模索を経てまずは1年を追った正調ドキュメンタリーとして完成。しかし「映画として弱いな」と感じた松江監督は再構成に入り、棚橋弘至vs.HARASHIMA、そして新日本プロレスvs.DDTの抗争に軸を置きつつ、DDTレスラー陣のこれまでの歩みが織り込まれる現在のバージョンができ上がるに至った。

 10年来の友人だという坂井について松江監督は、「僕の作っているドキュメンタリーと近い方法論でプロレスを表現している」とコメント。そして、作中であたかも主役であるかのように輝きを放つ大家健に対しては、大家が『ロッキー』や『クリード』を観て自分を奮起させると語る場面があることから、「映画の主人公になるのはスターではなく大家さんのようなチャレンジャー」と言い、DDTについては「文化祭がずっと続いている感じ」と話し、いずれも映画監督らしい切り口で言い表した。

DDTは日本独自のプロレス文化!

マッスル坂井は「私たちは自信を持ってこのジャパニーズスタイルのレスリングをやっている」とDDTを誇りに思っている 【写真:チナスキー】

 また、心臓疾患による体調不良のため現在欠場中のササダンゴ・マシンは「治療は上手くいっていて日常生活は送れるようになりましたが、半年ぐらいは休まなければいけないような状態」と自身の病状について説明。また『DDT:Dramatic Dream Team -We are Japanese Wrestlers!-』と付けられた英題については「これが日本のプロレス、レスリングスタイルだ」という思いがあると、その意図したところを語った。

 本作は日本最大の映画祭である東京国際映画祭でも「アウト・オブ・コンペティション」部門で上映がなされたが、坂井は「私たちは自信を持ってこのジャパニーズスタイルのレスリングをやっている」と言い、アニメやゲームといった世界で注目を集める他のジャパニーズカルチャーとともに、日本独自のプロレス文化も世界に誇るべきものであると、その胸を張った。

【写真:チナスキー】

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著者プロフィール

映画ライター。ペンネームは『シベリア超特急2』に由来し、生前マイク水野監督に「どんどんやってください」と認可されたため一応公認。松濤館空手8級。

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