【DDT】大阪前哨戦で石川組がHARASHIMA組に完勝 平田が南キャン山ちゃん生放送に襲撃予告

高木裕美

大阪のW前哨戦はDAMNATION石川&遠藤組が勝利 【写真:前島康人】

 23日のDDTプロレスリング「God Bless DDT 2016」東京・後楽園ホール大会では、満員となる1344人を動員。いよいよ目前に迫った12.4「大阪オクトパス2016」 エディオンアリーナ大阪第一競技場大会に向けた前哨戦などが行われた。

DAMNATIONが圧勝 メイン後は佐々木にバースデーサプライズ

ライバル・竹下からピンフォールを奪った遠藤 【写真:前島康人】

 スペシャルタッグマッチでは、石川修司&遠藤哲哉組vs.HARASHIMA&竹下幸之介組による大阪のダブル前哨戦が実現。大阪でKO-D無差別級王座を争う石川とHARASHIMA、KO-Dタッグ王座を争う遠藤と竹下が真っ向勝負を繰り広げた。

 普段はユニットが異なるHARASHIMAと竹下が息の合ったタッグワークを見せ、15分過ぎには竹下が遠藤を眉山で投げるなど、意外性のあるファイトを続出。しかし、石川の絶対的なパワー、そして竹下へのライバル意識むき出しの遠藤の前では、勢いも持続せず。石川は飛んできたHARASHIMAを空中でつかまえ、そのまま豪快に場外に投げ捨てると、遠藤は竹下にその場飛びスパニッシュフライ、スカイツイスタープレスとたたみかけて完勝した。

昨日、誕生日を迎えた佐々木にサプライズを敢行したDAMNATIONメンバー 【写真:前島康人】

 勝利した石川は、リング上でカリスマ・佐々木大輔の誕生日をサプライズ祝福。観客からの「おめでとう」コールを拒否していた佐々木も「1回だけ言うぞ。ありがとう」と照れながらも感謝の気持ちを示した。

 佐々木はこの日、竹下のパートナー、マイク・ ベイリーに一騎打ちで勝利し、前哨戦はDAMNATIONが圧勝。「HARASHIMAには勝てる見込みが無い」と言う石川に、佐々木も「やる前から結果は見えてる。大阪ではセミもメインも勝利して、DAMNATIONがDDT制圧だ!」と王座ダブル防衛に自信を見せた。

 一方、黒星を喫したHARASHIMAは「石川は強いけど、攻略の手立てはある」と、場外へ投げられたダメージを引きずりながらも勝利宣言。竹下は「今日はオレも遠藤も100%の力で戦って僅差で負けた。でも、大阪では120%で勝つ」とリベンジを誓った。

高山が坂口をKO「ヒヨッコだな」

高山が坂口をひざでKO。まだまだヒヨッコと見下した 【写真:前島康人】

 セミファイナルでは、高山善廣vs.坂口征夫によるスペシャルシングルマッチが実現。大阪では船木誠勝、樋口和貞を加えてのタッグで対決する両者が火花を散らした。

 過去には新日本プロレスマットで父・征二と因縁のあった高山に対し、坂口は場外戦での鉄柱攻撃、エプロンからのランニングキックなどを繰り出すも、高山は得意のニーリフト、アンクルホールド、フロントスープレックス2連発から強烈なヒザ蹴りを連打し、最後は顔面へのニーリフトでレフェリーストップ勝ちを収めた。

“帝王”たるゆえんを見せ付けた高山は「元気。おもしろい。(イタミ・)ヒデオ君がノアにいた時を思い出す」と元KENTAを引き合いに出して坂口を評価しながらも、「でも、まあ、坂口さんの息子、ヒヨッコだな」と子供扱い。対する坂口は「このままでは引き下がれない。ぶっ潰すまでやってやる」と、殺気をみなぎらせた。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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