W杯に懸ける松山英樹と石川遼の熱意 同学年コンビが目指す日本勢3度目の快挙
一番乗りで現地へ 最終調整に余念なし
アダム・スコットと3人でペアを組んだ日本オープン初日には、最多記録となる1万838人の観衆を集めた 【北村収】
ショットとショットの間、2人は常に話をしていた。「楽しい時間だった。終わってしまうのが残念」と石川。日本オープンの翌週にマレーシアで開催された「CIMBクラシック」でも練習ラウンドを一緒に行っている2人。出場した試合で活躍しつつ、W杯に向けてチームとしての結束力も深めていった。
その後松山は日本人として初めてWGCに勝つなど、直近の試合で4戦3勝、残る1試合も2位と絶好調。そして石川も米ツアー復帰戦でベスト10に入るなど、国内だけでなく、海外でも力を発揮している。そして実力だけでなく、何よりも2人のチームワークが魅力だ。
松山と石川はともに開幕前週の試合を欠場し、開幕1週間前の17日(木)に現地入り。W杯のオフィシャルツイッターに、「世界ランク6位の松山英樹が一番乗りで練習ラウンド」と報じられ、日本チームの本気度が世界に伝わった。1957年の中村寅吉と小野光一、2002年の伊澤利光と丸山茂樹に次ぐ3度目の快挙に向け、「優勝を目指す」チームジャパンの最終調整に余念はない。