東福岡・児玉「必ず結果を出したい」 第95回全国高校サッカー選手権 抽選会

スポーツナビ

東福岡 森重潤也監督

「落とし穴があるかもしれない」

(第1シードだが、Aブロックに強豪校が集まった)まずは、自分たちがしっかりとチームを作り上げること。どこが勝ち上がってくるかは分かりませんので。

(夏のインターハイでは、全国的には無名だった昌平に初戦で敗れた。そのチームが全国4強に入ったが、同じような相手がいないとも限らないと思っている?)もちろんです。前回の決勝で戦った國學院久我山(東京)さんも、前評判はそんなに高くなかったけれど、本当に力のある良いチームでした。名前だけで見たら、(強豪校が)固まったという印象はあるでしょうが、そこに落とし穴があるかもしれません。ただ、自分たちがファイナリストになるための準備をしていきたいと思います。

(チーム状況は)全然、良くなっていないですね。けが人が多いし、その間に他の選手がポジションを奪うくらいの成長を見せているかというと、まだそこまででもない。よく県大会を勝ち抜けたなという感触です。残り1カ月で必死になって取り組まないといけません。

(毎年、攻撃力のあるチームですが、やはり課題は守備にある?)これからですね。でも、県予選決勝の九国大付属戦で、相手が得意とするリスタートやカウンターを含めて抑えられた点は良かったと思います。

桐光学園 鈴木勝大監督

「総合力は昨年よりも高い」

(いきなり長崎総科大附とのビッグマッチになった。同じブロックに強豪校が集まったが感想は?)相手がどうこうよりも、自分たちのプレースタイルを出せれば結果もついて来ると思っているので、相手がどこであろうと特に意識をすることは、ありません。僕が監督になってから(選手権に)3回出場していますけれど、毎回、皆さんが「屈指の好カード」と言われるようなところが(初戦の相手に)多いですね。僕自身は、基本的に1回戦で負けるのも決勝戦で負けるのも同じというスタンスなので、あまり気にしていないです。

(昨年はエースFW小川航基が注目された。今年もJ内定選手2人を筆頭に戦力的にはかなり高い陣容がそろっているが手応えは?)エースの存在は大事ですけれど、いろいろな角度から攻められる、守れるということがチームとして大事です。総合力としては、今年の方が高いと思います。力を出せればどこからでもゴールを取れると思うので、守備のコンセプトをしっかりと全員が把握して実行することが大事だと思っています。

立正大淞南 南健司監督

「残り物に福はなかった」

(初戦は正智深谷との対戦になった。抽選順が一番最後だったが、どのような心境で見守っていたのか?)夏にJ−GREEN堺で行われていたフェスティバルで「あの学校、良いサッカーをしているな、強そうだな」と思って見ていたのが正智深谷でした。「あの枠がいいな」と思いながら見ていたら、全部よその学校に取られていって、残り物に福はありませんでしたね。

(前回の決勝戦では、優勝した東福岡高校が立正大淞南のトリックプレーを参考にして決勝ゴールを決めた。どんな思いで見ていたか?)何度も使ったのに、対戦したチームの人に「あれは、何だったの?」とか言われていましたよね。決勝戦で決まった、というか決めてくれたので「あれ、すごいね!」と言われるように変わりましたね(笑)。その点はうれしかったです。日本代表まで使ってくれるようになるといいですね(笑)。

鹿児島城西 小久保悟監督

「やれるところまでやるだけ」

(厳しい県予選を勝ち抜いた手応えは?)厳しい試合ばかりでしたが、選手が何とか頑張ってくれました。けが人が多かったので、いろいろな選手が経験を積んで、ちょっとオプションが増えました。守備が安定したとまでは言い難いですけれど、それなりになって来たかなと思います。残り1カ月で攻守ともにもっと磨きたいと思います。あとは、主力選手が負傷から戻ってくればという感じですね。3人も骨折しましたし……。

(鹿児島城西もダークホースですが、Aブロックには強豪がそろったが)そうですね。(主将の)永吉(広大)が、そこが良いと思ったんじゃないですかね……(苦笑)。まず、初戦を突破することを考えるだけですね。あとは、そこを抜けられたら、やれるところまでやるだけです。しかし、どこが抜け出すにしても大変ですよね、これ……。恐ろしいですね、固まりましたね。初戦だけ見て頑張ります。

(次の週末にプリンスリーグ九州で対戦する長崎総科大附とは、2回戦で対戦する可能性があるが)やりづらいですね。向こうはリーグ優勝が決まっているので、メンバーを落としてくれないかな(笑)。

帝京長岡 古沢徹監督

「新潟の他の学校に失礼のないように」

(組み合わせが決まった感想は?)3年前に出場したときと同じ、徳島市立さんが相手になったので、縁を感じました。あのときは、1−1のPK戦で負けたので、今度は頑張りたいなと思います。

(主将の深谷選手が「過去最高のベスト8を超えたい」という話をしていたが、小塚和季選手を擁したあの年だけではないと証明したい気持ちが強いのでは?)そうですね。5回目の出場ですが、あの世代しか勝っていないんです。新潟の代表として、全国でもコンスタントに勝てるチーム作りをしていこうと考えてやってきています。全国でも結果を出さないと、新潟の他の学校に失礼ですからね。相手は3年前からコンスタントに全国に出ていますが、僕たちは3年ぶり。新潟の他の学校の気持ちも背負って、その代表なんだという気持ちで思い切りぶつかりたいですね。

(全国大会での目標は?)日本一を目指しますが、良い相手がたくさんいるので、一戦必勝、チャレンジャー精神で臨みたいと思います。

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