シーザリオの仔グローブシアター評価は? 夢は米GI制覇の2億円超馬もデビュー

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 名牝シーザリオからスターホース候補、グローブシアターがデビュー。東では堀厩舎&ムーアJで初戦をモノにしたフォギーナイトも登場。さて、気になる★評価は?

兄弟3頭目のGI馬へ グローブシアター

コンパクトな馬体を弾ませてデビュー戦を制したグローブシアター(青帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

11/13(日) 京都5R 2歳新馬 芝1800m外
グローブシアター 牡 馬体重:438kg
★★★★★★ 6点〔OPクラス〕
騎手:福永 厩舎:(栗) 角居 
生産: ノーザンファーム
馬主: キャロットファーム
父:キングカメハメハ
母:シーザリオ(スペシャルウィーク)

スタートは悪くなかったが、そのまま馬に任せて中団へ。道中は折り合いも付いており、それでいて行きっぷりも良かった。徐々に前との差を詰めていき、直線では外へ進路を取ると更に外から3着馬が馬体を併せにきたが、逆に突き放してデビュー勝ち。ラスト2Fは11秒4−11秒3。GI馬の兄2頭ほどインパクトのある勝ち方ではないが優秀と言えよう。

馬体診断
430キロ台という小柄な馬体で、活躍した兄達が500キロ前後だったことを考えると、少し物足りなさもある。ただ、コンパクトにまとまって品のある馬体は流石にこの血統。そして兄達ほど気性面に不安もなさそうなのは好材料。爆発力に優れた兄達と比べるとセンスの良い優等生タイプという表現が当てはまりそうで、長目の繋や柔軟な脚捌きから距離の融通は効きそう。
 
血統診断
母シーザリオはオークスを制した3歳牝馬チャンピオン。半兄エピファネイアは菊花賞とジャパンCを勝ち、全兄リオンディーズはデビュー2戦目で朝日杯FSを勝利した。ポテンシャルは高いが、気性面で難しいところがあったり、何より体質面に不安要素があるのも心配ではある。現に前述の兄2頭は故障で引退を余儀なくされたという経緯も。血統的にはマイルもこなせるが、本質的には芝中長距離がベスト。

馬券の狙い目→無事ならクラシック路線に顔を出してくるはず。ただ、兄達ほど勝ち切れるタイプではなさそうで、堅実なタイプ。2〜3着候補に押さえたい。

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