【WRESTLE-1】新王者・河野にイケメンが挑戦表明 武藤がノア内田新会長にライバル宣言
稲葉に勝利し王座に返り咲いた河野に対し、イケメンが挑戦を表明 【写真:SHUHEI YOKOTA】
メインイベントのWRESTLE-1チャンピオンシップ選手権試合では、初代王者である河野真幸が、第9代王者・稲葉大樹を破り王座返り咲き。次期挑戦者には黒潮“イケメン”二郎が名乗りを上げた。
河野が稲葉を粉砕 イケメンは「オレしかいないでしょ!」
ベテランの意地を見せた河野は、ジャイアントニードロップでし止めた 【写真:SHUHEI YOKOTA】
試合後、黒潮がリングに上がり、「オレしかいないでしょ!」と挑戦表明。「W−1に客を呼ぶため、オレの方が絶対頑張っている」と訴える黒潮に、河野は「トランキーロ。あっせんなよ」と、どこかで聞いたようなセリフでけん制しつつも、次回12.9後楽園でタイトルマッチを行うことを受諾した。
団体再生のため、改めてベルト封印への思いを口にした河野に対し、黒潮も「W−1を変えるため、新しい風を吹かせたい。そのためには、この腰にベルトが欲しい」と、イケメンパワーで団体に活力を与えると宣言した。
児玉がV3 次期挑戦者にMAZADAが名乗り
カズ・ハヤシを退けV3を達成した児玉に、MAZADAが挑戦表明 【写真:SHUHEI YOKOTA】
児玉は、カズのテクニックに苦戦しながらも、鉄柱からのトペコンヒーロなど思い切りの良いファイトを見せると、カズのファイナルカット、ハンドスプリングキックなどをしのぎ、サーヴィカルブレイクでフィニッシュを決めた。
「もう誰にも負ける気がしない」と主張する児玉に対し、リングに上がったMAZADAは「ベテランとして、次、挑戦させてもらっていいですかね」と下手に出て挑戦表明。だが、児玉から「MAZADAも本名カズちゃんですね。2回連続カズちゃんだ」とコケにされたことで、「ああいう行儀悪いヤツは嫌い。ぶっ潰すんで」と噛み付かれた。
DDT竹下は武藤との初遭遇に夢心地
横浜文体以来のリングに立った武藤は、DDTの竹下と本多と激突した 【写真:SHUHEI YOKOTA】
武藤はこの日、スペシャルタッグマッチとして、黒潮“イケメン”二郎と組み、竹下幸之介組&アントーニオ本多組(DDTプロレスリング)と対戦。8.11横浜文化体育館大会以来の試合となる武藤は、先発で出ると、わずか21歳でDDTのKO−D無差別級王座に輝いた未来のエース・竹下をグラウンドでコントロール。中盤戦では竹下に低空ドロップキック2連発からドラゴンスクリュー、足4の字固め。最後は本多をシャイニングウィザードで仕留め、勝ち名乗りを上げた。
試合後、竹下のイキの良さを認めた武藤だが、「DDTの2人というより、今は自分自身との戦い。横浜以来試合してなかったし、元・天才でもリングで動いてないとキツイね」と、約3カ月ぶりのリングに息を切らせつつ、「元同僚の内田さんがノアの会長になって、よく老け込まないでやってるな、と、闘争心に火が点いた。自分もプロレス道をまい進します」と、ノアの新会長となった元全日本プロレス社長・内田雅之氏へライバル心を燃やした。
一方、3歳の時に、武藤の悪の化身グレート・ムタを初めて見てプロレスを好きになったという竹下は、プロレス界のスーパーレジェンドとの初遭遇に「実感が湧かない」と、夢心地。武藤に対し、自身の代名詞ともいえるバイオニックエルボー発射を試みた本多は、「武藤さんの頭部がスムーズすぎて、ブラックホールのような強大な力、武藤さんの大きさを感じた」と、舌を巻いた。
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