ディアデラノビア6番仔バルデスに★7つ モハメド殿下の期待馬アンセムにも高評価

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 天皇賞をモーリスが勝ち、歴史的名馬にまた一歩近付いた。昔の名馬にはシンザンをはじめとした4文字馬名の馬が多いが、それは現代でも同じだろうか。今週ピックアップした2頭も「バルデス」と「アンセム」でどちらも4文字馬名。決して狙ったわけではないのだが…。

一族にGIタイトルをもたらすか バルデス

天皇賞当日の大歓声の中、デビュー勝ちを収めたバルデス(桃帽)(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

10/30(日) 東京5R 2歳新馬 芝1800m
バルデス 牡 馬体重:486kg
★★★★★★★ 7点〔GIIIクラス〕
騎手:C.ルメール 厩舎:(美) 木村 
生産: ノーザンファーム
馬主: キャロットファーム
父:ハービンジャー
母:ディアデラノビア(サンデーサイレンス)

大外枠からまずまずのスタートを切ったが、向正面で掛かり気味に。ただ、鞍上がなだめると3角までには落ち着いた。直線入り口からはずっと2着馬との併せ馬になっていたが、渋太くハナ差だけ凌いでデビュー勝ち。ラスト2Fのレースラップは11秒0−10秒9と速く、同馬の上がり3Fは33秒3。同日の精進湖特別(古馬1000万・芝2000m)では重賞好走歴もあるメートルダールが上がり33秒2で勝っており、この比較からも能力の高さがうかがえる。

■馬体診断
まだ骨格や筋肉の面では成長途上といった感が否めないが、威風堂々とした立ち姿は立派。スローで掛かり気味になったことや、パドックで見せる幼い仕草など、精神面での成長も欲しい。そういった現状ではペースの流れるマイル戦が理想ではあるが、しっかりとした脚元の造りや幅のある馬体から、本質的には中距離向きだろう。

■血統診断
母ディアデラノビアは重賞を3勝したものの、オークス・ヴィクトリアマイル・エリザベス女王杯でいずれも3着と、ビッグタイトルにはあと一歩届かなかった。父はキングジョージで11馬身差のコースレコードで圧勝した名馬。本馬の姉にディアデラマドレ(エリザベス女王杯3着)、全兄2頭はドレッドノータス(京都2歳S)、サンマルティン(中央3勝)と、父との相性の良さは証明済み。距離はマイル〜2000mが守備範囲。

馬券の狙い目→現状ではマイル戦の方が良さそう。ジュニアカップ(中山1600m)やニュージーランドT(中山1600m)など、中山コースもOK。

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