ブエナビスタの長女が鮮烈デビュー! オトコ馬を一蹴したコロナシオンに★9つ

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」の2歳馬チェック

 今週はなんと言っても名牝ブエナビスタの初仔コロナシオンのデビュー戦が話題を独占。強敵牡馬を一蹴した末脚はまさに母譲り! そして気になる★評価は……?

名牝ブエナビスタの初仔 母子3代GI制覇へ コロナシオン

ブエナビスタの初仔コロナシオン(赤帽)が人気に応えてデビュー勝ち(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

10/16(日) 京都5R 2歳新馬 芝1800m外
コロナシオン 牝 馬体重:456kg
★★★★★★★★★ 9点〔GIクラス〕
騎手:C.ルメール 厩舎:(栗) 池添学 
生産: ノーザンファーム
馬主: サンデーレーシング
父:キングカメハメハ
母:ブエナビスタ(スペシャルウィーク)

鞍上が急がせることなく道中は後方に待機。新馬戦らしいスローな流れだったが、2着のサトノシャークを見る形で進み、直線半ばで仕掛けられると抜群の瞬発力で突き抜けて快勝。名牝ブエナビスタの子供らしい強さを見せ付けられた。ラスト3Fが11秒3−11秒7−11秒7、コロナシオン自体はラスト1Fで11秒台前半のラップを踏んでいると推定される。牝馬戦線に主役の誕生。

馬体診断
素晴らしく見栄えがするというタイプではないが、コロンとしてまとまりのあるシルエットはサイズ感も同様に母ブエナビスタを髣髴(ほうふつ)とさせる。まだ少し緩さも残しているように感じられ、レースを使った上積みは大きいだろう。体型的にはマイル〜2000mがベストだが、牝馬同士なら2400mでも問題ない。地面の捉え方が柔らかく、切れ味は相当なモノ。

血統診断
母は年度代表馬にも輝いた、名牝中の名牝。ちなみにコロナシオンがデビューした新馬戦は母と同じレースである(当時から1週前倒しになったが)。2歳女王になった祖母ビワハイジを筆頭に、とにかく早い時期から活躍する血統で、牝馬の方が大舞台で勝ち切れる傾向もある。キングカメハメハ×スペシャルウィークという組み合わせは、リオンディーズ(朝日杯FS)など、マイル色がやや強く出る傾向もある。

馬券の狙い目→現時点での牝馬クラシック最有力候補。最適鞍は阪神JFや桜花賞だが、オークスでも十分に好勝負可能。

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