ハリル「今日の本田には本当に満足」
W杯最終予選 オーストラリア戦後の会見
「今日の本田には満足している」とオーストラリア戦を振り返ってコメントしたハリルホジッチ監督
「今日の本田には満足している」とオーストラリア戦を振り返ってコメントしたハリルホジッチ監督【Getty Images】

 サッカー日本代表は11日、メルボルンのドックランズスタジアムでオーストラリア代表とのワールドカップ(W杯)アジア最終予選に臨み、1−1で引き分けた。日本は前半5分に原口元気の3戦連続ゴールで先制するも、後半7分にマイル・ジェディナクにPKを決められ同点に終わった。


 試合後、ヴァイッド・ハリルホジッチ監督は「少しフラストレーションはあるが、後悔はまったくしていない」と試合を総括。「選手たちは特に守備面で素晴らしい試合をしてくれた」と選手たちをねぎらった。オーストラリアに対しては、「危険なのはフリーキック(FK)だけだった」とコメント。「われわれはしっかり準備できていた」と試合への手応えを語った。


 また、本田圭佑のパフォーマンスについて問われると、「本田がトップパフォーマンスだったら、今日は他の結果が生まれた。本田は重要な選手だ。次の合宿では、さらに良いフィジカルパフォーマンスになっていることを望みたい」と信頼を寄せた。


 日本は次戦、11月11日にホームでオマーン代表と国際親善試合を行い、15日にW杯アジア最終予選第5戦のサウジアラビア戦に臨む。

もう勝ち点2を取れた

 コンバンワ。この試合についての感想だが、少しフラストレーションはあるが、後悔はまったくしていない。戦術の準備をしっかりして、われわれのフィジカル状態をしっかり管理して、選手たちは特に守備面で素晴らしい試合をしてくれた。相手にわざとポゼッションをさせて、得点を取る可能性があることも最初から分かっていた。残念なのは、もう勝ち点2を取れた可能性があったということだ。


 同点ゴールに関してはコメントしない。われわれは2〜3回チャンスを作ったが、相手GK(マシュー・ライアン)が2回ほど素晴らしいセーブを見せて、われわれには3回目のチャンスがなかった。そして相手はデュエル(球際の競り合い)の戦いを挑んでいたが、チャンスを作らせず、危険な場面はほどんどなかった。守備に関してはしっかりした規律とオーガナイズができた。ボールを奪ったあとに少し慌てていた。最初のパスは少し確実ではなかったし、逆サイド(への展開)も足りなかった。


 それでも、選手にはおめでとうと言いたい。全員に、次(の試合)に向けて準備しようと伝えた。特にクラブで出番がない選手には、先発をしっかり確保するように。そして合宿で良い状態になるように、特別にトレーニングするようにとも伝えた。


──後半、選手が疲れているように見えたが、最初の交代が82分だった。3人の交代枠をどのように使おうと考えていたのか?(大住良之/フリーランス)


 同点にされたことで、少し試合のビジョンを変更せざるを得なかった。何人かの選手は確かに疲れていた。(ただし)オーストラリアはコーナーキックかFKからしか点が取れないので、そこの管理をする選手が必要だった。本田(圭佑)と小林(悠)には、FKでの正確な(対応の)役割を与えていた。齋藤(学)や浅野(拓磨)だと経験がない分、プレッシャーに負ける不安があった。もしかしたらもっとフレッシュな選手を入れるべきだったかもしれない。危険なのはFKだけだったので、そのために新しい選手を入れた。特に丸山(祐市)は、FKのためのタクティクスチョイスだった。それ以外に何かできたかは分からない。オーストラリアはアジアチャピオンなので、それほど多くのリスクは取れない。

今日は勝利に値した

──本田のシャープさが徐々に失われているように感じるが、彼はどれだけ得点を取っていないのか?(オーストラリア記者)


 われわれにとって本田は非常に重要な存在だ。このチームでより多くの得点と、より多くのパスを出している選手だ。今日はサプライズを起こしたわけだが、これがうまくいきかけた。ただし留意すべきは、向こう(ミラン)でプレー時間が少ないことだ。フィジカルパフォーマンスについては楽観的ではない。それでも本田は重要な選手だ。


 もし本田がトップパフォーマンスだったら、今日は他の結果が生まれたのではないか。試合後にみんなには「所属クラブでポジションを確保して、そして試合回数を増やしてくれ」と言った。プレーしなければハイレベルにならない。だが、彼らに代わる選手がいるだろうか。オカ(岡崎慎司)は病気もけがもしていた。(岡崎の代わりに)誰がいいだろうかということで本田を選んだのだが、今日の本田には本当に満足している。得点を取らせることもできた。次の合宿では、さらに良いフィジカルパフォーマンスになっていることを望みたい。


──守備は戦術的に練れていたと思うが、相手の左サイドからの攻撃に脅威を感じていたか? それから2試合で勝ち点4については満足しているか?(田村修一/フリーランス)


 しっかり準備できていたと思う。試合も(ビデオで)ほとんど見てオーストラリアのことは全部知っていた。(相手の)左サイドバック(ブラッド・スミス)はFWにもなるし、運動量もものすごいし、ボールなしで上がってくる活動量もすごかった。左サイドの上下すべてをカバーできる素晴らしい選手だった。グラウンダーのクロスを1回だけ許した。コンタクトがあってPKを献上してしまったが、この選手をケアする準備はしていた。彼の背後を3〜4回、取ることもできていたが、クロスからの小林のヘディングは素晴らしいセービングで防がれてしまった。彼が左サイドを上がったら戻ってこられないことも分かっていたのでチャンスは作れた。タクティクスの部分で、われわれはそのトレーニングができていた。


 この2試合に関してだが、今回の合宿は本当に難しかった。何人かの選手は試合数が足りなかった。特に1試合目(イラク戦/2−1)は本当に難しかった。2試合目はフィジカル的に、より良くなった。60分〜70分まではやるべきことをやれた。3人のフレッシュな選手を入れて、勝利を探すべきだったかもしれない。ただ、勝ち点4は満足すべきだと思うが、チャンスのことを考えると今日は勝利に値したとも思う。

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