【新日本プロレス】1.4ドームでオカダvsオメガのIWGP戦決定 オカダが丸藤撃破 オメガは後藤を返り討ち

高木裕美

1.4東京ドームのメインでIWGP王座をかけ対戦が決まったオカダとオメガ 【横田修平】

 10日の新日本プロレス「KING OF PRO−WRESTLING」東京・両国国技館大会では、4大タイトルマッチなどが開催され、超満員となる9671人を動員した。
 メインイベントのIWGPヘビー級選手権試合では、王者の“レインメーカー”オカダ・カズチカが、プロレスリング・ノアの“方舟の天才”丸藤正道を退け初防衛に成功。セミファイナルで東京ドーム・IWGPヘビー級王座挑戦権利証を死守したケニー・オメガと、来年1.4東京ドーム大会のメインイベントで、至宝をかけた一騎打ちが決定した。

丸藤の強烈な逆水平チョップに大苦戦

強烈な逆水平チョップでオカダの胸を切り裂く丸藤 【横田修平】

 オカダは今年の「G1クライマックス」開幕戦となる7.18札幌で丸藤に完敗。2日前のノア後楽園ホール大会でも、GHCタッグ王座をかけて戦い、YOSHI−HASHIがポールシフト式エメラルドフロウジョンで撃沈していた。
 丸藤は肌を切り裂くような強烈な逆水平チョップを連続で打ち込むと、15分には、エプロンでのツームストンパイルドライバーを炸裂。フラつきながらリングへ戻ったところへ、なおもフロムコーナートゥコーナーで襲いかかる。

エプロンでツームストンパイルドライバー炸裂 【横田修平】

掟破りのエメラルドフロウジョンを敢行

「たまたまひらめいた」という掟破りのエメラルドフロウジョン 【横田修平】

 オカダは20分過ぎ、ジャーマンスープレックスからそのまま腕をクラッチしてのレインメーカーを狙うが、丸藤が虎王で阻止し、不知火を決める。しかし、2発目の不知火はオカダが腕をつかんで切り返し、そのままレインメーカーをヒット。
 なおも虎王で迫る丸藤に対し、「たまたまそういう体勢になったので、ひらめいた」という、掟破りのエメラルドフロウジョンを敢行。丸藤の心身に大きなダメージを刻み込むと、レインメーカーで勝負を決めた。

オメガに「レベルの違いを見せ付けてやる」

 試合後、オメガとリング上で向かい合ったオカダは、「2017年1月4日、東京ドームでレベルの違いを見せ付けてやるからな」と、2年連続のドームのメインでの勝利に自信。オメガに対しては、「G1覇者として実力はある。素晴らしい相手」と認めつつも、「棚橋、内藤、その2人に勝ったから勝てるという甘い考えはやめてもらいたい」と、あくまでも自分はレベルが違うことを主張。「オレ1人でしっかり素晴らしい戦いを見せてやる。東京ドームに金の雨が降るぞ」と、2017年もレインメーカーがマット界の中心に立つと訴えた。

【横田修平】

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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