“魅せる2人”が準決勝で激突へ!
楽天OPは上位シード勢がベスト4進出
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 ベスト4が出そろった楽天ジャパンオープンテニス。第2シードのガエル・モンフィス(フランス)を筆頭に、マリン・チリッチ(クロアチア)、ダビド・ゴフィン(ベルギー)、ニック・キリオス(オーストラリア)の上位シード勢が順当に勝ち進んだ。


 第1シードの錦織圭(日清食品)は姿を消したが、大会第6日の準決勝はゴフィンvs.チリッチ、キリオスvs.モンフィスというツアーの実力者たちによる見応えのある組み合わせになった。

大の日本びいきであるキリオス

ジレ・ミュラーを破りベスト4進出を決めたニック・キリオス
ジレ・ミュラーを破りベスト4進出を決めたニック・キリオス【Getty Images】

 大会第5日は21歳・キリオスの高い将来性を思わせるプレーに沸いた。


 準々決勝の相手となったジレ・ミュラー(ルクセンブルク)の武器は左からのサーブ。この日は快晴で屋根を開けての試合だったが、風が強かったのがハンディになったのだろう。第1セットの第1ゲーム、ミュラーがいきなりダブルフォルト2本、キリオスはすかさずこのチャンスを生かしてサービスブレーク。そのまま危なげなくサービスキープに集中して第1セットを奪うと、第2セットに入って一気にギアを上げた。この日は特にサーブが絶好調で、センターラインの外側を叩き、サイドラインから大きく逃げるワイドサーブもしっかり決めて、9度のサービスゲームの内、4ゲームはラブゲームでのキープ。サービスエース18本、ファーストサーブからのポイント率89%という高さで寄せ付けなかった。


 粗暴な振る舞いが話題になることの多いキリオスだが、時速220キロのサーブを叩きつけるパワフルな印象は隠れ蓑(みの)。実際には、抜群のサーブコントロールで、ショットも繊細なタッチを持った技術系プレーヤー。今年は2度のツアー優勝に加え、ベスト4にも3度勝ち進んでおり、ランキングは昨年度末の30位から自己最高の15位まで引き上げた。いま最も将来を嘱望される男は、大の日本びいき。


「ジュニア時代から日本にはよく来ていて、大阪も東京もよく知っているんだ。みんな親切にしてくれるし、ここではとても気分よくテニスができる。もちろん勝ちたいけど、それが実現しなくとも、いつでもプレーしたい大会だ」


 ロジャー・フェデラー(スイス)のプレーで有名になった、セカンドサーブからのネットアタック、通称「セイバー」は、自分の方が先にやっていたという。この日は、ファーストサーブからもやって見せるなど、エンターテイナーの魅力も存分に発揮していた。

絶好調モンフィスもビッグサーバーに勝利

今季絶好調のモンフィスはビッグサーバーのカロビッチに勝利し準決勝へ
今季絶好調のモンフィスはビッグサーバーのカロビッチに勝利し準決勝へ【写真:ロイター/アフロ】

 このキリオスを迎え撃つことになったのが、今季絶好調のモンフィス。この日は、身長211センチのビッグサーバー、イボ・カロビッチ(クロアチア)との2度のタイブレークを制して好調をアピールした。


「ビッグサーバーが相手だったが、まずは自分のサーブを安定させることに気を付けた。決して多くないチャンスをどう生かすか、そのことに集中したのが良かったと思う。キリオスは、よく若い頃の自分に比較されるが、彼は21歳ですでにトッププレーヤー。特にサーブコントロールはツアーで5本の指に入る選手だ。昔の自分とは違う」


 キリオスはこの日、股抜きショットを股抜きで返す見せ場を作ったが、ともにトリッキーなプレーで知られるショーマンだけに、楽しみな対決になった。


 またこの日の第1試合ではゴフィンが、ジョアン・ソウザ(ポルトガル)に第1セットを奪われたものの、第2セットからは持ち前のスピードを発揮して逆転に成功。チリッチはフアン・モナコ(アルゼンチン)を寄せ付けず、ストレートで初のベスト4進出を決めた。


(文:武田薫)

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大会日程:2016年10月3日(月)〜10月9日(日)

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