錦織以外の日本勢はすべて1回戦敗退
楽天オープンで見せつけられた厳しい現実
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 マスターズ1000に次ぐクラスになるATP500となれば、やはりレベルは格段に違うようだ。4日、楽天オープン1回戦でセンターコートに日本勢3人が登場したものの全員が敗退。その結果、今大会で残る日本選手は錦織圭(日清食品)だけとなった。

先手を奪ったかに思えたが……

ゴフィン相手に、西岡は第1セット途中まで押し気味に試合を進めた
ゴフィン相手に、西岡は第1セット途中まで押し気味に試合を進めた【写真:アフロスポーツ】

 一番手に登場したのは西岡良仁(ヨネックス)。170センチ、63キロという華奢(きゃしゃ)な体格ながら、ボールコントロールとスタミナは抜群。フロリダのキャンプ育ちで物怖じしない性格を前面に出し、今シーズンは序盤戦のちょっとしたきっかけを生かし成長を見せた。


 開幕戦のブリスベン大会の予選でルカシュ・クボット(ポーランド)、エルネスツ・ガルビス(ラトビア)を倒して本戦に出場。2月のメンフィス・オープンでは予選から上がってベスト8、さらに3月のマイアミのマスターズ大会でも3回戦進出と自信を積み重ね、7月には念願のトップ100の壁を突破した。


 この日の対戦相手、第5シードのダビド・ゴフィン(ベルギー)は、世界ランク10位台を2シーズン保っている実力者だ。立ち上がり、西岡が気の強さをそのままに攻め込んだ。第1セット、3−2から第6ゲームをブレークし、第7ゲームも40−0までリード。先手を奪ったかに見えたが、ここからダブルフォルト込みの5連続失点でブレークバックを許したのが痛かった。いら立っていたゴフィンがここで立ち直ってしまい、第11ゲームをブレークされた。


「互角でやりあったら勝てない相手。少ないチャンスを生かさないと勝ち目はないと思っていただけに、第1セットがすべてですね。いくつかあったチャンスを逃したのが痛い」


 ブレークポイントは、ゴフィンが16本あって成功は5度。西岡は7本のうち成功は2度と、ともに調子は良くなかった。それでも勝利にどう繋げるかどうかが、ツアーを勝ち抜くコツだろう。

杉田、ダニエルも完敗

今年、自己最高位82位まで駆け上がった杉田。しかし楽天オープンではなかなか結果を残せない
今年、自己最高位82位まで駆け上がった杉田。しかし楽天オープンではなかなか結果を残せない【写真:アフロスポーツ】

 2番手に登場した杉田祐一(三菱電機)も、今年に入ってトップ100を切り、8月には自己最高の82位まで上がった頑張り屋。しかし、今季絶好調の第2シード、ガエル・モンフィス(フランス)にはつけ入るスキを見いだせず、全豪1回戦と同じくストレートでの完敗に終わった。楽天オープンの本戦はこれで5連敗だ。


 最後に登場した頼みの綱、ダニエル太郎(エイブル)も、故障明けのヤンコ・ティプサレビッチ(セルビア)相手にまったく良いところがなかった。


 3日付の世界ランキングを見ると、ダニエルが91位、杉田が92位、西岡は96位。100位内にとどまるためには、ここからのハードルはさらに高くなり、心身の安定性が求められる。また長い旅が続きそうだ。


 ダブルスでも、サンティラン晶と綿貫陽介の若手ペアがトマーシュ・ベルディハとラデク・ステパネク(ともにチェコ)のベテランペアに敗れた。錦織を除き、日本勢は単複ともに全員が1回戦での敗退と、厳しい現実を見せつけられた第2日だった。


 その他では、第6シードのニック・キリオス(オーストラリア)、ジル・シモン(フランス)が順当に2回戦へ駒を進めている。


 第3日、錦織圭は第3試合でジョアン・ソウザ(ポルトガル)と2回戦を戦う。


(文:武田薫)


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