小久保監督、WBC新ユニで「責任を感じる」 袖に2度の優勝と結束を意味する円環

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選手を信じ、同じ方向を向いて戦う

袖の表のゴールドの円環は2度の優勝を意味し、袖の裏側の赤い円環は侍ジャパン全世代の「結束」を表現している 【スポーツナビ】

――11月の強化試合からこのユニホームが着用ということですが、強化試合をどのように戦いたいですか?

 メキシコ、オランダも相当いいメンバー編成をしてくると聞いていますので、われわれ日本も当然来年のWBCを見越した選手を集める予定ですし、東京ドームはWBCの第1次プール、第2次プールで使うところなので、マウンドの固さもメジャー仕様、ボールもWBC仕様でお願いをしています。ピッチャーと野手ともに本番に近い状態で試合ができる、と。いい強化試合になると思います。

――それぞれの選手がシーズンを送っているが、その選手たちを現状ご覧になってどうですか?

 セ・リーグは早々と優勝が決まってしまいましたが、パ・リーグはすごい優勝争いをしているので、選手たちはまず自分の立場でしっかりとプレーすることを考えてほしいと思います。私の立場としては、CSに出られなかった選手も招集する可能性がありますので、そういう選手には早めに声を掛けて準備をしてもらうとか、そういう風になってくるかなと思います。

――8月には自ら希望して渡米してメジャーリーグを視察して日本人メジャーリーガーにもお会いしたとのことですが、その意図と感触は?

 今回の渡米は招集するという意味合いじゃなくて、純粋に激励に行きました。来年のWBCがあるので、前の年にどういった戦いをしているのか激励に行ってきたということなんですが、あれだけのメンバーの中で戦っている日本人メジャーリーガーたちを見て刺激を受けましたし、同じ日本人としての戦いぶりに敬意を表したいというものを感じました。

――いよいよWBCが近づいてきたが、世界一奪還への意気込みをお願いします。

 この新しいユニホームを着用して11月の強化試合を経て、3月のWBCを迎えるわけですが、とにかく日本代表のトップチームの選手たちなので、選手を信じて、ユニホームを着ている全員が同じ方向を向いて、同じ気持ちで世界一奪還に向けて戦っていきたいと思います。

3月に最強の日本代表を作りたい

――シーズンも大詰めですが、今季若手選手の台頭が目立ちますが、監督が注目している選手はいますか?

 最終的な編成はまだですが、10月中旬ぐらいにはお伝えできるかとは思いますが、広島の優勝を引っ張った若手3人が非常にいい働きをしているなと見ていました。あとは左の先発ピッチャーという点で、今日東京ドームで先発する巨人と横浜の両左腕(田口麗斗、石田健大)にも非常に注目しています。

――11月の強化試合の前に合宿を行う予定がありますか?

 合宿と呼べるかは分からないですが、集合日は試合よりも1週間前に集合して、練習期間を経てから強化試合に臨もうかなという計画をたてています。

――以前11月の強化試合に関しては試合に出ない選手もみんな呼ぶと言っていたが、最終的にはどれくらいの人数を呼ぶ予定ですか?

 4試合なので、何人くらいのピッチャーを投げさせるかをコーチとも話し合っているところですが、最終的には28人に収まるかもしれないし、プラスアルファが出るかもしれないです。最終的にはまだ決まっていないです。

――大リーグで活躍する選手の招集はこれからだと思いますが、最強の日本代表を作りたいという思いは変わりませんか?

 はい。メジャーリーガーを含めて最強のチームを作るという思いは変わりません。これから細かいところの交渉に入っていくと思います。

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