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カリスティコが13年ぶりの凱旋勝利
みちのく対決は剣舞がラッセに勝利
「第6回ふく面ワールドリーグ戦」が開幕
「第6回ふく面ワールドリーグ戦」が開幕【横田修平】

 16日のみちのくプロレス東京・後楽園ホール大会では、「第6回ふく面ワールドリーグ戦」トーナメント1回戦が開催された。


「ふく面ワールドリーグ」は、4年に一度、国内外の覆面レスラーが集結し、最強のマスクマンの座を賭けて戦うトーナメント。今年は東京、新潟、宮城、岩手と4連戦で開催され、19日の岩手・矢巾町民総合体育館で決勝戦が行われる。


 メインイベントには初代ミスティコであるカリスティコが登場し、ブラジル代表のサンバ・リオデジャネイロに勝利。約13年ぶりに“故郷”に錦を飾った。

カリスティコとしての優勝を宣言

カリスティコが凱旋勝利を飾った
カリスティコが凱旋勝利を飾った【横田修平】

 カリスティコは03年に3代目こまちとしてみちのくマットに参戦。その後、CMLLではミスティコ、WWEではシン・カラの名で活躍し、その華麗な妙技で数々のタイトルを獲得した。


 13年ぶりの凱旋を果たしたカリスティコは、暗闇の中、電飾のガウンをまとって入場。ハンドスプリングからのバック宙、ハリケーンラナ、ロープに飛び乗ってのアームドラッグなどのムーブで早くも観客を魅了する。だが、サンバもバッククラッカー、足をつかんでの旋回式ボムなどの大技で追い込むと、カリスティコはシットダウン式パワーボム、トラースキック。マスクに手をかけるラフファイトでサンバを挑発してみせ、必殺のラ・ミスティカで完勝した。


「13年間、初めてこまちとしてみちのくにやって来て、この後楽園で試合をした。今回、後楽園のメインで試合ができて感謝している。ミスティコ、シン・カラなど、いろんな名前を経て、カリスティコとしてこのリングに戻って来られてうれしい。このトーナメントで勝利し、カリスティコとして優勝を目指していきたい」と、巣立ってから13年間の成長を証明し、現在の名前をみちのくマットの歴史に刻み付けるべく、トーナメント優勝を宣言した。

元パートナー対決は剣舞に軍配

元パートナー対決は剣舞に軍配
元パートナー対決は剣舞に軍配【横田修平】

 みちのく同門対決となった剣舞vs.ラッセは、剣舞に軍配が上がった。


 1年9カ月の海外武者修行から帰国したラッセに対し、その間、みちのくマットを守り続けてきた剣舞は、技と同時に気持ちをぶつけていく。5分過ぎにはフライングエルボーアタックからノータッチトペを繰り出すと、左足を痛めながらもフットスタンプ。「おまえの2年間、そんなもんか!」と叫びながら、脳天にエルボーを連発していく。ラッセもその問いかけにジャーマンスープレックス2連発で反撃。互いにヒザをついてのエルボーを打ち合う。コーナーでの攻防から剣舞が雪崩式フランケンシュタイナー、ニーを突き刺し、ローリングエルボーでトドメをさした。


 4年前には共に東北タッグ王座を巻いたパートナー同士。リング上の戦いで現在の気持ちを確かめたことで、試合後は抱き合って健闘をたたえ合った。

約100歳のがばいじいちゃん奮闘も力尽きる

がばいじいちゃん奮闘も勝利ならず
がばいじいちゃん奮闘も勝利ならず【横田修平】

 まさかのマスクマンであったことが発覚(!?)した九州プロレスのがばいじいちゃんは、タイ王国のアズラと対戦。明治生まれの約100歳という高齢のため、杖をつきながら、ゆっくりと入場すると、客席に座って一旦休憩。試合が始まっても、体の一部である杖を使って相手をツンツンしたり、プルプルしながら立ち上がったりと奮闘するも、アズラの腕をつかんでのロープ渡りの途中で杖を奪われ、足を滑らせて股間を痛打。だが、この痛みで覚醒し、突如スピードアップすると、ブレーンバスター、スプリングボード式のクロスボディーから首斬りポーズを決めるが、寄る年波には勝てず、まさかのギックリ腰に。それでもラリアット、チョークスラムからがばいトーンボムを放つが、かわされて自爆。直後にアズラのスピアーに力尽きた。

SUGI、ブランクを感じさせない動きで勝利

SUGIはブランクを感じさせない動きで勝利
SUGIはブランクを感じさせない動きで勝利【横田修平】

 かつてみちのくで遮那王、義経として活躍したSUGIが、約4年ぶりにレスラー復帰。アイルランド出身のレプラコーンに快勝し、2回戦進出を決めた。


 SUGIは闘龍門出身で、みちのくやエルドラドでの活動後はメキシコAAAなどで活躍し、日本のメジャー団体にも参戦。だが、12年7月に起きた大麻がらみの事件をきっかけに、レスラー活動を一旦休止。しかし、今回のトーナメント出場が復帰の第一歩となった。


 大歓声に迎えられて入場したSUGIは、さっそくトリッキーな動きで観客を魅了。場外へのノータッチトペ、ラ・ケブラーダなどの空中技を繰り出すと、その場飛びスパニッシュフライ、ロープを走ってのドロップキック、シューティングスタープレスでフィニッシュ。ブランクを感じさせない動きを見せ付けた。

アルゴス、スーパータイガーらが勝ち上がり

リアルジャパンのスーパータイガーらが1回戦を突破した
リアルジャパンのスーパータイガーらが1回戦を突破した【横田修平】

 カリスティコの弟であるアルゴスは、キューバのレボルシオンに敗れ1回戦敗退。レボルシオンがディック東郷仕込みのクロスフェースで勝利をつかんだ。


 リアルジャパンプロレスのスーパータイガーは、イタリアのマクシムスをバックドロップでマットに沈め、順調に勝ち進んだ。


 ジャッキー・リン(中国)vs.ウォーキング・ザ・マミー(エジプト)による異色対決は、死霊ならではのおどろおどろしい動きを見せるマミーを、リンがスペル・ラナで封印。


 スペル・デルフィン推薦選手である沖縄プロレスのエイサー8は、オーストラリアン・ウルフ(オーストラリア)にRKOで勝利した。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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