良くも悪くも主役となったハーフナー 痛恨のパネンカ失敗は「慢心」のため?
「自信が慢心になった」
ハーフナーはPK失敗のシーンを「慢心ですかね。1試合目に思いっきりPKをサイドに蹴った。多分、キーパーもその映像を見ていて、早めにどっちかに飛ぶだろうと思った。だから真ん中に緩い球を蹴ったんですけれど、ちょっと力が入りすぎた」と振り返る。プレーの判断は良かったけれど、プレーの実行でミスしたということだ。
それにしても“慢心”とは、どういう意味だろう? ハーフナーの話を聞き進めていく。
「いつも練習が終わった時にPKの練習をしているんですけれど、ちょっといろいろやりすぎて、考え過ぎたというのもある。自分への自信が慢心になったのが悪かった」
“自信が過信になった”と言いたかったのだろう。
次節は首位フェイエノールトとの大一番
「自分がPKを決めていれば2ー1で勝てたので、何日かは引きずるけれど、いい具合にインターナショナルマッチウィークに入る。しっかり切り替えて次にいきたいです」
“次”とは、現在4連勝中で単独首位に立つフェイエノールトとの大一番だ。もし、ハーフナーがこの移籍市場でADOデンハーグを去らなければ、この敵地のビッグゲームでジャイアント・キリングを狙いにいくことになる。移籍かどうか、その可能性を「フィフティーフィフティーです」とハーフナーは語っていた。
ちなみにハーフナーに対する『アルへメーン・ダッハブラット』紙の採点はチーム最高タイの『6.5』。マッチレポートはほぼハーフナーのPK失敗にまつわる記事で埋まっているが、1試合を通じての評価は高かった。今季3ゴールのハーフナーは、得点ランキングで4ゴールのロリス・ブローニョ(スパルタ・ロッテルダム)、ダフィ・クラーセン(アヤックス)に次ぎ、3位タイである。