【DDT】“大巨人”石川修司が竹下を破りKO-D王座奪取

高木裕美

竹下を破りKO-D王座を奪取した“大巨人”石川修司 【前島康人】

 DDTプロレスリングの真夏のビッグマッチ「両国ピーターパン2016〜世界でいちばん熱い夏〜」が28日、東京・両国国技館で開催され、超満員となる5394人を動員した。
 メインイベントのKO−D無差別級選手権試合では、今年の「KING OF DDT 2016」優勝者の石川修司が、21歳の若き王者・竹下幸之介を破り王座奪取。初の両国メインという大役に臨んだチャンピオンを、怪物のパワーが飲み込んだ。

怪物パワーで若き王者を粉砕

【前島康人】

 竹下は開始早々トペを放つなど、気合を見せ付けるが、石川はすぐさまエプロンの角めがけてのパワーボムで反撃。竹下は開始2分で、早くも腰に爆弾を抱えてしまう。なおも石川は背中へのフットスタンプ、ベアハッグなどで腰を攻めたて、10分過ぎにはテキサスクローバーホールドで捕獲。
 竹下も雪崩式ブレーンバスター、垂直落下式ブレーンバスター、フロッグスプラッシュからラリアットを連続で打ち込み、ジャーマンスープレックスで突き刺すも、カウント2。竹下はなおも、張り手の応酬から反則のパンチを打ち込み、勝利への執念を見せ付ける。しかし、石川はフルネルソンスープレックス、ニーリフトからスプラッシュマウンテンを敢行。粘る竹下をジャイアントスラムで脳天からマットに突き刺し、3カウントを奪った。

石川「オレの全盛期は今じゃない。明日だ」

【前島康人】

 新王者となった石川は「オレの全盛期は今じゃない。明日だと思ってるからな」と、まだまだ強くなると訴えると、DAMNATIONのボス・佐々木大輔も「これからは大巨人の時代だと証明する。コイツに挑戦する勇気のあるヤツはいないのか」と挑発。この言葉にすかさず選手たちが反応してリングに上がると、佐々木は「オレたちのやり方で、テメエらの中から挑戦者を選んでやる」と、あくまで上から目線で次期挑戦者を指名すると言い切った。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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