今夏の甲子園の主役は誰だ!? 寺島、藤平ら注目の8投手に迫る

松倉雄太

藤平尚真(横浜高)

横浜高を3年ぶりの甲子園に導いた本格派右腕・藤平 【写真は共同】

神奈川大会成績:6試合 22回2/3 11安打 30三振 8四死球 6失点

 最速152キロを誇る本格派右腕。寺島同様、直球の精度を磨いてきた。神奈川大会では3者連続四死球を与えるなど投球に若干のムラが見られる時があるが、素質は一級品。自身初の甲子園でどんなピッチングを見せるか。

藤嶋健人(東邦高)

1年夏、3年春に続いて3度目の甲子園となる東邦・藤嶋。投げては146キロ、打っては高校通算48弾 【写真は共同】

愛知大会成績:5試合 34回 19安打 34三振 9四死球 2失点

 自身3回目の甲子園で悲願の日本一を狙う。愛知大会では準々決勝前の練習中に左手首にボールが当たり心配されたが、準決勝と決勝ではアドレナリン全開の投球で不安を一掃した。打つ方でも高校通算48本塁打の4番打者。愛知大会では不調で苦しんだが、甲子園では豪快な打球を期待したい。

高田萌生(創志学園高)

その投球フォームは高校時代の松坂大輔を彷彿とさせる創志学園・高田。今夏の予選では最速154キロを計測 【写真は共同】

岡山大会成績:5試合 38回 22安打 33三振 8四死球 3失点

 横浜高時代の松坂大輔(現福岡ソフトバンク)を彷彿とさせる投球フォームが特徴で、本人も、「憧れの選手は松坂投手」と言い切る。岡山大会準々決勝の岡山理大付戦で最速154キロを計測し観衆を沸かせた。決勝では1回に1点を失ったが、以降はほぼ完璧なピッチング。1点で粘っていたからこそ、9回の大逆転劇へとつながった。目標は、松坂も達成した夏の日本一だ。

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著者プロフィール

 1980年12月5日生まれ。小学校時代はリトルリーグでプレーしていたが、中学時代からは野球観戦に没頭。極端な言い方をすれば、野球を観戦するためならば、どこへでも行ってしまう。2004年からスポーツライターとなり、野球雑誌『ホームラン』などに寄稿している。また、2005年からはABCテレビ『速報甲子園への道』のリサーチャーとしても活動中。

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