【新日本プロレス】内藤が中嶋との首位対決を制し混戦抜け出す 永田は無情リングアウト負けで首位から転落
デスティーノ2発で中嶋に快勝
両者は試合前の会見で舌戦を展開。中嶋が内藤の決め台詞「トランキーロ」を引用して挑発したことで、因縁の火がくすぶっていた。地元・福岡県福岡市出身の中嶋に対し、内藤は大「内藤」コールで支持率の差を見せ付けると、場外戦でもゆったりと呼吸を整えながら、客席の「入れ」コールに対し、「あっせんなよ」とばかりにニヤリ。中嶋に対し、ニークラッシャー、ヒザへの低空ドロップキック、リバースインディアンデスロックと、徹底したヒザ攻めで得意のキックを封じにかかると、さらに雪崩式フランケンシュタイナー、グロリア。
中嶋もR−15、バックドロップ、顔面へのトラースキック2連発からカウンターのドロップキック、PK。しかし必殺のヴァーティカルスパイクを狙おうとブレーンバスターの体勢で持ち上げたところを内藤は空中で切り返し、そのままデスティーノを炸裂。すかさずダメ押しの2発目で勝利を奪った。
次戦EVILとのLIJ対決をアピール
柴田がオメガに辛勝 本間は脱落
オメガは場外で柴田を鉄柵に振ると、エプロンの角へ背中を打ちつけ、本部席のテーブルめがけてニークラッシャー。得意のラフ殺法で先手を取ると、さらにマフラーホールドで柴田の体を吊り上げ、投げっぱなしジャーマン、裏ヒザ十字固め。しかし、柴田は片翼の天使を三角絞めへ切り返し、最大の危機を回避。オメガはなおもヒザ蹴り、Vトリガーから再び片翼の天使を狙うが、柴田はバックを取ってスリーパーで捕獲すると、じっくりと絞め上げてからのPKでフィニッシュ。負け越していた星を五分に戻し、逆転Vへ望みをつないだ。
本間朋晃はEVILに敗れ痛恨の4敗目。序盤から小こけし、こけしロケット、こけし落としとフルスロットルでたたみかけるも、肝心のこけしをかわされ自爆。すかさずEVILがダークネスフォールズ、EVILとたたみかけ、本間を優勝争いからの脱落という闇に引きずり込んだ。
エルガンが4連勝で首位タイに浮上
第三世代の星として奮闘する永田裕志は、矢野通の策にはまり、無念の3敗目。白目式腕固めを繰り出すなど、自分のペースに引き込もうとした永田だが、矢野は場外での急所攻撃から、永田の足をテーピングでグルグル巻きにして逃亡。身動きの取れなくなった永田が、無念の場外リングアウト負けを喫した。
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