「世界一奪還」小久保監督が力強く宣言 WBC1次ラウンドの組み合わせ決定

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会見後に握手をする熊崎コミッショナー、小久保監督、ジム・スモールWBCIアジア代表(左から) 【スポーツナビ】

 2017年3月に行われる野球世界一決定戦「2017 WORLD BASEBALL CLASSIC」(WBC)の一部概要が2日、東京都内で発表された。

 2大会ぶり3回目の優勝を目指す日本は、1次ラウンド・東京プール(東京ドーム)でキューバ、中国、オーストラリアと対戦する。1次ラウンド・ソウルプールは韓国・高尺スカイドームで、韓国、チャイニーズ・タイペイ、オランダ、アメリカ予選通過チーム(ブラジル、イギリス、イスラエル、パキスタンから1チーム)の4チームが参加する。1次ラウンドは東京プール、ソウルプールとも3月7日から11日まで行われる。

 3月12日から16日までの2次ラウンド・東京プール(東京ドーム)では、1次ラウンド・東京プール、ソウルプールのそれぞれ上位2チームが参加する。その後の決勝ラウンドには2次ラウンド上位2チームが進む。

 各ラウンドの対戦相手、試合開始時間、ほかの地域の組み合わせなどは後日発表される。

 日本代表の小久保裕紀監督は「いよいよ本番が近づいてきて身が引き締まる思い。目標は世界一奪回」と語ると、NPB熊崎勝彦コミッショナーは「日本球界として最大限バックアップする」と全力のサポートを誓った。

熊崎コミッショナー「侍ジャパン最大の目標はWBC世界一」

 日本は第1回、第2回と連覇しました。前回13年の第3回大会は惜しくも決勝戦に進むことはできませんでした。その後、プロとアマチュアが結束しまして、すべての世代が同じユニホームを身にまとい、ひとつの日本代表となる侍ジャパンという新しいチームを結成しました。そして全世代で世界最強になることを目指してきました。その最大の目標は17年WBCでの世界一奪還です。

 侍ジャパンの小久保監督には最強チームが編成できるように、日本の野球界が最大限のバックアップをすることを約束します。そして日本のすべての野球ファン、全世代の侍ジャパンチームの熱い思いを胸に秘めまして、必ずや悲願の世界一奪還を目指してもらいます。

 今大会も各地、各試合ですばらしい熱戦が繰り広げられることを確信しています。このWBC開催を通して、一段と世界の野球振興につながっていくことを強く強く願っています。

小久保監督「日本野球の歴史を汚さないように戦う」

 1次ラウンド、2次ラウンドともに東京で開催されることも決まり、より具体的にチームとして、集合日などの日程を含めて具体的な作業に入っていけると考えています。

 第1回の王貞治監督が率いての世界一、第2回の原辰徳監督が率いての世界一、第3回の山本浩二監督、今回が第4回にあたります。日本野球の歴史を汚すことのないように第4回WBCも戦っていきたいと思います。

 対戦相手もようやく決まって、これから本番までに対戦相手の情報収集、分析をどんどん行っていきたいと思います。最終目標は17年のWBCの世界一奪還です。

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