イチローが長くケガなく出場できる理由 元ヤンキース同僚が語るその凄み

丹羽政善
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ともにヤンキースの外野の一角としてプレーしたイチローとグランダーソン(左) 【Getty Images】

 7月4日(現地時間)のメッツ戦。イチローは右中間に二塁打を放って、大リーグ通算3000安打まであと10本とした。

 打球を処理したカーティス・グランダーソンが二塁へ送球した後、イチローに向かって合図を送ると、イチローもまた送り返している。

「お互い外野手だから、試合中に接することは少ない」とグランダーソン。「例えば一塁手は、『よう元気か』ってランナーに出た相手選手と雑談ができる。でも、外野手はそれができないから、あんな感じで挨拶をしたりするんだ」

 敵であっても?

「もちろん、誰にでもするわけじゃない。知らない選手にはしないよ。でもイチローとは(ヤンキースで)チームメイトだった時期もある。彼に対する敬意もあるから、あんなふうに言葉のないやりとりをしたりするんだ」
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著者プロフィール

1967年、愛知県生まれ。立教大学経済学部卒業。出版社に勤務の後、95年秋に渡米。インディアナ州立大学スポーツマネージメント学部卒業。シアトルに居を構え、MLB、NBAなど現地のスポーツを精力的に取材し、コラムや記事の配信を行う。3月24日、日本経済新聞出版社より、「イチロー・フィールド」(野球を超えた人生哲学)を上梓する。

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