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松山英樹、数字に表れた不調の要因
データで見る全英オープン

 スコットランドにあるロイヤルトゥルーンで開催されている、海外男子メジャー第3戦「全英オープン」。松山英樹は初日を1オーバー75位タイで終えると、2日目は1バーディー、8ボギーの「78」でスコアを落とし、トータル8オーバーで予選落ちとなった。松山は6月の全米オープンに続いて、自身初となるメジャー2戦連続で予選通過を逃した。

第2ラウンドではパーオン率が28%だった松山。グリーンを狙える位置につけてもとらえきれない現状が表れた数字と言えそうだ
第2ラウンドではパーオン率が28%だった松山。グリーンを狙える位置につけてもとらえきれない現状が表れた数字と言えそうだ【Getty Images】

パットで崩れた初日

 風の穏やかだった第1ラウンドは、ツアー屈指のショットメーカーらしく好ショットを連発した。フェアウェイキープはポットバンカーに入れた15番を除いて93%で2位タイにつけるなど、特にティショットの安定感が光った。


 ただ、ショットで作ったチャンスを生かせなかった。初日のパット数は「32」。5番ホールではグリーン奥のカラーから3パット(スコア上は2パット)しボギー。続く6番は1メートル、7番は3メートルのバーディーチャンスを逃すなどパッティングでリズムを悪くした。


■第1ラウンド 5番ホール 209ヤード パー3

グリーン左のカラーから3パット(スコア上は2パット)。初日のパットの精度の悪さが際立ったホールとなった
グリーン左のカラーから3パット(スコア上は2パット)。初日のパットの精度の悪さが際立ったホールとなった【写真:ALBA.Net】

■第1ラウンドのスタッツ

フェアウェイキープ率 93%

パーオン率 72%

平均飛距離 304ヤード

パット数 32

グリーンをとらえきれない現状

 一転して第2ラウンドは強風と雨の中でのショットメイクに苦労した。アゲインストが吹き付けたホールでは200ヤードほどしかティショットが飛ばない場面もあり、平均飛距離も226ヤード。フェアウェイキープ率は57%に落ち込み、パーオン率に至っては28%まで落ち込んだ。


■第2ラウンドのスタッツ

フェアウェイキープ率 57%

パーオン率 28%

平均飛距離 226ヤード

パット数 27


 風の影響もあったが、グリーンをとらえきれない象徴的なホールが16番パー5。この時点でトータル5オーバーでカットラインまで1ストローク。バーディーなら予選通過の可能性を残したが、約135ヤードの3打目はグリーン左のバンカーに入りボギーとした。


「16番で(バーディーを)取れば分からない状況だった。ただ、その16番でボギーを打っているようじゃ話にならない。そういうのが最近続いている」(松山)


 左サイドのピンに対し左に外すらしからぬミスは、現在の不調を顕著に示した一打だった。


■第2ラウンド 16番ホール 554ヤード パー5

16番ホールでは、ピンまで約135ヤードにつけるも、3打目を左に引っ掛けグリーンサイドのバンカーに入れてしまった
16番ホールでは、ピンまで約135ヤードにつけるも、3打目を左に引っ掛けグリーンサイドのバンカーに入れてしまった【写真:ALBA.Net】

 2日目は天候が荒れた午後組に入った不運もあったが、「同じ時間帯の人は条件は一緒。そんな中でうまくプレーできなかったのは自分の力不足」(松山)。初日のパッティングのミスから崩したリズムを、ショットで修正できない現状が数字にも表れた。


 残すメジャーは「全米プロゴルフ選手権」(7月28〜31日)。どこまで修正して最後のビッグイベントを迎えることができるか。

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