ユーロ3会場の芝問題、ついに解決!? 問題視されるピッチコンディション
芝の入れ替え料を値切ったリール
決勝トーナメントを前に芝の張り替えが行われたリールのスタッド・ピエール・モロワ 【Getty Images】
フランスサッカー連盟会長のノエル・ルグラエも、リールの態度を厳しく批判した。
「リール(の芝)は完全なる失敗だ。誰の責任か? UEFAのせいか、それともクラブのせいか? 芝は最上質のものではならない。それほど高いものではない。ハイレベルの芝がなくて、どうやってフランスサッカーを世界に売り出せるというのか。もしも自治体が支払えないというなら、クラブが支払うべきだった」
6月27日にイングランド対アイスランドが行われるニースや、準々決勝と準決勝を1試合ずつ受け入れるマルセイユに関しては、それでも、芝の状態は少しずつ良くなっている。
リールは6月26日にドイツ対スロバキアを、さらに7月1日に準々決勝を迎え入れるが、もはや手の施しようがなくなった。6月23日には、緊急の救済策として新たに芝を張り替えた。今度はオランダから届いた芝を使用しているという。また、ユーロ後には完全に芝を作り直す予定だ。次は、滑ったり転んだりの極めて少ない、リヨンやボルドー、サンテティエンヌ、トゥールーズで使用されているハイブリッド芝で、心地よくプレーできるピッチ作りを心掛けていくという。