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ロズベルグが対応力でハミルトン突き放す
今宮純のヨーロッパGPインプレッション

「マシンと一体化できていた」とロズベルグ

初開催バクーで、ランキングトップのニコ・ロズベルグが復活!
初開催バクーで、ランキングトップのニコ・ロズベルグが復活!【LAT】

 初めてのバクー市街戦は土曜まで多発したコース上の混乱もなく、ポールポジションのニコ・ロズベルグ(メルセデスAMG)が51周、完全勝利を収めた。ルイス・ハミルトン(メルセデスAMG)に対して、第6戦モナコGP終了時点と同じ24点リードに戻した意味は大きい。先週カナダGPでのスピン、5位の敗北から、すぐに立ち直った。


「マシンと一体化できていた」と表現したロズベルグは、この高速ストリートコースとも一体化していた。1回ストップ戦略を実行する21周目までに20秒以上のセーフティーリード。背後を気にせず、単独走行になったとき、今年の彼はとても丁寧な周回を重ねて行く。そこが、いままでと違うように映る。


 ソフトタイヤへの交換後、周回遅れが現れると1分47秒ペースが49秒台に落ち、31周目には51秒台まで低下した。4秒弱もダウンしたことが気になったが、このころパワーユニットのセッティング・モードに異変が起きていたことが、のちに明らかになった。ハミルトンは26周目から再三無線で異変を訴え、2台とも同じころに同じ事態に直面。だが、チーム側の説明によると「ロズベルグはハミルトンよりも数周早くコクピット内で対応できた」ので、34周目から1分47秒台のペースに回復、48周目には今季4度目の最速ラップを出し切った。


 独走勝利が確実な最終盤での自己ベストタイムは、タイヤもブレーキも完調、パワーユニットの温度や燃費もすべて正常、彼自身の体力もパーフェクトであったからだ。細かなバンプが潜み、壁ぎわの圧迫感にさらされながらバクーのコースを駆け抜けたロズベルグ。表彰台で演じるジャンピング・ポーズ、トロフィーをかざす姿を、ここでまた決めた。

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