長いレース時間、楽しみ方もさまざま ル・マン24時間レースの歩き方

田口浩次
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提供:トヨタ自動車

この地方名産という子豚の丸焼きで作ったバーガーとケバブ風クレープ。お値段は10ユーロ。子豚は薪で焼かれていて、最高の焼き加減だった 【田口浩次】

 ダンロップカーブを越えた先には、メインゲート近くのビレッジとは比べ物にならないが、毎日音楽コンサートが行われるスペースや移動式遊園地の一部、さらにはフランス、とくにこのル・マン地方の名物という、子豚の丸焼きの肉を使ったバーガーとクレープ状(ケバブに近い)にして販売していた。これが抜群に美味い! 値段はどちらを選んでもフライドポテトがついて10ユーロ(約1200円)。日本の屋台感覚では若干高めに感じるが、ここフランスの物価や、この分量を見ると十分に安い。現に飛ぶように売れていて、こんがりとグリルされていく子豚がじつに4匹も並んでいた。

本物の銃を使った的当て。これがやってみるとはまる。くれぐれも人に向けてはいけません 【田口浩次】

 このエリアの移動遊園地のお勧めは、なんといっても、本物(?)の散弾銃を使った的当てだ。これは、かなり軽めにした火薬を詰めた散弾銃を使って、回転する皿状の的を撃つというもの。昨年は観覧車の側にあったが、今年はダンロップカーブの先に移動していた。なかなか本物の火薬の匂いを感じながら撃つ経験などないので、もしル・マンに来るチャンスがあれば挑戦してもらいたい。

子供や若い男性グループに人気だった室内カート。移動式遊園地にカートまであるとは! カーブにバンク角がついていたりと、かなり本格的なもの 【田口浩次】

 また、友達同士で来たならば、移動式の室内カートもお勧めだ。これは木製と思われるコース上をカートで走るというもの。狭い移動式遊園地スペースを生かし、カーブはバンクがついている。

 その後、アリーナ周辺も抜けて、トラムの終着駅であるアリーナ側のサーキット入場口に向かった。ここではミュルザンヌ行きのシャトルバスがまさに発着するところで、かなりの人が待っていた。便利な移動方法だが、かなり待たされるのは我慢しなければならない。また、入場すると、そこにパドック行きのトラムが待っていた。タイミングが合えばかなり便利に使えるので、ゆったり移動する人には向いている。

 この後、夜を迎えることになるが、昨年の経験だと夜もにぎやかなのがル・マンの特徴。まさに夏祭りの模様を見せてきた。つぎはそんな深夜の様子も紹介してみたい。

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