【鈴木軍】みのるが「矢野丸藤」からGHCタッグベルト強奪

高木裕美

王者「矢野丸藤」を撃破したみのるはGHCタッグベルトを強奪 【横田修平】

 鈴木みのる率いる鈴木軍のプロデュース興行「We are SUZUKIGUN 3」が18日、東京・後楽園ホールで開催された。メインイベントでは、杉浦貴&鈴木みのる&飯塚高史組vs. 丸藤正道&矢野通&桜庭和志組が激突。「矢野丸藤」が保持するGHCタッグ王座を狙うみのる&飯塚が、実力行使で矢野を沈め、2本のベルトを強奪した。

「救世主ヅラ」の矢野を集中攻撃

【横田修平】

 矢野丸藤は5.28ノア大阪大会で鈴木軍のKESからタッグ王座を獲得すると、6.12後楽園で組まれたリマッチでも勝利し、初防衛に成功。だが、直後にみのるが「オレのお宝を返してもらう」と、王座獲りに動く予告を突きつけていた。

 みのる&飯塚が狙うのは、「救世主ヅラ」でのうのうとノアファンに受け入れられている矢野ただ1人。矢野は最初こそニヤニヤ笑いながら高速でコーナーマットをはずす余裕を見せていたが、みのるのぶら下がり式腕十字固め、飯塚のコブラクロー、顔面へのイス攻撃を食らうと、完全に恐怖モード。みのるの腕ひしぎ逆十字固めにつかまった瞬間、必死の形相で足でロープブレークをする。
 なおも飯塚&みのるによる腕への噛み付き攻撃、2人がかりのチョーク攻撃。それでも矢野はレフェリーを巻き込んでの丸め込みを仕掛けるなど、策士らしさを発揮するも、みのるのドロップキック、飯塚のアイアンフィンガーフロムヘルから、みのるがゴッチ式パイルドライバーが炸裂。丸藤、桜庭も杉浦のイス攻撃を食らって動けず。鈴木軍がGHCタッグ王者を完膚なきまでに叩きのめした。

“お宝”は自分たちのものであると主張

鈴木軍は再びベルト総獲りを宣言 【横田修平】

 矢野丸藤が持参した2本のベルトを強奪したみのるは「このベルトはあるべき姿に戻る。返してくれてありがとう」と、あくまでも自分たちのものであると主張。「次はこれ持ってどこ行こう。世界中がオレたちを待ってる。世界中が欲しがるものすべてが鈴木軍の手の中にあるんだ。日本中、世界中のプロレスラーたちよ、オレたちにかかってこい! 鈴木軍、イチバーン!」と勝ち誇ると、再びGHCのベルトを鈴木軍が総獲りし、世界に打って出ると高笑いを浮かべた。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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