ル・マンのサーキットへはトラムがお勧め 市街地からのアクセス方法 〜動画付き〜

田口浩次
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提供:トヨタ自動車

ル・マン市街からは30分程度

パリから来たときは、ル・マン駅で乗換えとなる。トラムの駅はル・マン駅を出た目の前にある。乗り換えのサインもあるのでわかりやすい 【田口浩次】

 切符を購入し、トラムに乗り込む。切符はクレジットカードサイズの紙で、トラム内にある刻印機とも思える機械に差し込むと、日付と乗車時間が打刻される。一日乗車券を購入して、乗降りする度に打刻していけば、自分がどの時間にトラムに乗って移動したのかなど、後から見返すときに便利だと思う。

 ここで気をつけたい大事なポイントは、必ず切符を購入すること。というのも、トラムはワンマン運行で、日本のバスのように乗車口と降車口が分かれていない。つまり、切符を持たないまま乗降りすることも可能なのだ。海外ではこうした運用が多く、無賃乗車する人も多い。だが、切符確認をする係員がちょくちょく乗ってくるので、もし、切符を持っていないとなると、罰金を取られるし、なによりもせっかくの観戦旅に水を差されてしまう。旅行者だから大目に見てくれる、なんてこともないので、ちゃんと切符は購入しよう。

 ル・マン市のトラムは、市の中心部こそ、まさにトラムという感じだが、少し郊外に出るとトラム走行部分だけが芝生に覆われていて、クルマが走行する道路部分とのコントラストが美しい。そして、なによりTGVも停まるル・マン駅からサーキットまでは約20分、市の中心部にある公開車検場のリパブリック広場からも約30分と非常に近い。路面を走っているおかげか、パリの地下鉄のような怖さも感じることはなかった。もちろん、ル・マン開催時には、泥棒も都市からやってくるそうなのでスリには気をつけなければならないだろうが、便利で安全なトラムでのサーキットへのアクセスは、お勧めだ言っておきたい。

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