復活の兆し見える藍、リオ目指す美香 キングスミル選手権直前インタビュー

WOWOW
 現地時間19日に、米国・バージニア州のキングスミル・リゾート・リバーCでLPGA女子ゴルフツアー「キングスミル選手権」が開幕する。2週間ぶりのツアー再開となる今大会に、日本からは宮里藍や宮里美香、野村敏京、横峯さくら、上原彩子ら5選手が出場予定。今シーズン復活の兆しが見える宮里藍と、リオデジャネイロ五輪出場を目指す宮里美香に現地で独占インタビューを行った。

宮里藍「ライン出しをしっかりと」

復活の兆しを見せる宮里藍は「自分のゴルフをするだけ」と意気込みを語った 【写真:USA TODAY Sports/アフロ】

――コースについての印象はどうですか?

 コースの状態はすごく良いんですけど、昨日はたくさん雨が降ったので、グリーンは柔らかい感じがします。ただ、とても良いコンディションなので気持ち良くまわれると思います。

――例年この大会は悪天候でプレーに影響が出ていますが。

 天気はコントロールできないし、毎年のことのようにディレイ(遅れ)があるので、そんなに驚いたりもしていないんですけど、グリーンの状態が良く、水はけもその分いいですし、あまりそこは深く考えずにその時その時で対応できたらと思います。

――セカンド、アプローチがキーですか?

 マウンドが近いところにピンを切ってきたりするので、セカンドショットをどこに乗せるかというのも大事ですし、気温が低くて、フェアウェイが濡れていると距離が出にくい。セカンドを持つクラブが長くなるので、しっかりと距離感を意識してやっていきたいと思います。

――全米女子プロゴルフ選手権に向けての取り組みは?

 ショットの調子がすごく良いというわけではないので、自分の中でもう少しライン出しをしっかりしたいなということは思っています。今度のメジャーは狭いコースだと聞いていて、しっかりとライン出しができないと厳しいかなと思っているので、この3大会でショットの調子を上げていきたいなというところです。

自分のゴルフをするだけ

――全米女子プロゴルフ選手権のコース会場が毎回同じではないことについてはいかがでしょうか?

 私はいいんじゃないかなと思います。どこでプレーしても自分のゴルフをするだけなのでそこは関係ないかなとも思いますが、コースが変わることによっていろいろなタイプの選手が勝てるチャンスがあると思います。今年に関しては、木が多い、狭いコースだと聞いていますし、それは少なからず私にとってはアドバンテージになると思うので、そんなふうに違った形で違った目線で、いろいろなコースを見られるのはいいんじゃないかなと思います。

――今年12大会が終わって、優勝平均年齢が21歳、ますます若年化する中で戦うことについては?

 あまり考えたことはなかったんですけど、年齢にかかわらずその選手ごとにスタイルが違いますし、どのタイミングでそれがあてはまるか分からないので、自分は自分のスタイルで毎週挑戦していくだけかなというふうに思います。

――全米女子プロゴルフ選手権に向けての目標は?

 昨年は参加できなかったので、今年に関しては思い入れも強いですし、最近は距離が重視されているというか、コースを長くして難しくする傾向にあるんですけど、フェアウェイが狭いということになると、その辺のセッティングも変わってくると思うので、それはすごく楽しみです。また、自分にとって1試合でもメジャーのチャンスがあるというのは良いことだと思うので、楽しんでやれるようにまずは調子を上げていきたいと思います。

――距離もさることながら、ショートゲームがより大事、とあるキャディが言っていましたが。

 それはその通りだと思います。必ずしも距離だけのアドバンテージで毎試合勝てるというわけでもないですし、若い選手が勝っているというのは勢いがあっていいんですけど、その中で経験とショートゲーム、そのあたりは私の生命戦なので、そこをより極めていくことで近づけると思います。

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