矢島慎也「流れをうまくつかめた」 国際親善試合 ガーナ戦後、選手談話
橋本拳人(FC東京)
「五輪メンバーに入りたい」と意欲を口にした橋本(12番) 【Getty Images】
(監督が名前を挙げて称賛していたことについて)初めてこの代表で国際試合を戦って、すごく緊張しました。その中で、前半は結果としても良かったです。ただ、もう少し攻撃に絡む場面を増やしていかないといけないし、奪って出ていくところを増やしていかないといけないなと思いました。(守備から入るイメージだった?)そうですね。守備からチームとしても入りましたし、個人としても守備でリズムをつかんでから、という意識でした。攻撃重視になってしまうと自分の良さは消えてしまうので、まず守備を出しつつ、攻撃に絡んでいくところを出せればと思っていました。
(ガーナの印象は)もっと身体能力を生かしたプレーをしてくるのかなと思っていましたけれど、そういう部分でも負けていなかったと思います。こっちのゲームで進めることができたのかなと思います。
(監督は遠藤航の存在を忘れるくらいだと言っていたが)いや、まだまだだと思いますし、チームで試合に出てもっともっと活躍しなければいけないという危機感を覚えた合宿でした。本当にこの五輪メンバーに入りたい気持ちは強いので、ここから先はチームでのプレーというのが大事になってくるのかなと思います。
(コンタクトプレーは負けていなかったが)気持ちで倒そうと思っていました。そういったところでは負けていなかったのかなと思いますし、もっともっとフィジカル面でも相手を上回れるように、日々努力していきたいと思います。(大島僚太との関係は)すごくやりやすかったですし、僚太くんがどういうプレーをするかも分かっているので、お互いを気にしながらやれました。後ろを含めてコミュニケーションを取りながらパスを回せる時間帯もあったので、あれを90分続けていけるようなチームになれればと思います。
伊東幸敏(鹿島アントラーズ)
ゴールを見事なクロスでアシストした伊東(左)は、得点した矢島への感謝を口にした 【Getty Images】
(クロスが良かったことについて)入り方がはっきりしているのが見えたので、蹴りやすかったというのもあります。良いクロスを上げてもフィニッシュする人が決めなければ、(記録に)残らない。その部分では、難しいシュートだったと思うので(矢島)慎也には感謝したいなという気持ちがあります。
(右サイドバックはけが人が多いことについて)もちろんすごい大チャンスだと思っているので、自分がいくべきところだと思っています。合宿にはそれなりに呼ばれているので、全員の特長も、たぶん自分の特長もそれなりに分かってもらえていると思います。サポートの距離もタイミングも良いので、ここでプレーしているとすごくやりやすさを感じます。
奈良竜樹(川崎フロンターレ)
(アフリカ勢と戦ってみて)僕は45分間と言われていたので、強気のラインを設定して前からプレスを要求してやっていましたが、それはうまくいったと思います。前半が終わった後に、90分で考えたらもう少しペース配分を考えてやらないと、後半に落ちるのは僕も分かっていました。45分で何かを見せなければという僕のアピールでもあったので、それが悪い方に出たシーンもありましたけれど、アフリカ勢とピッチでやれた感覚はそこまで悪くなかったと思います。
(思ったより相手が来なかった?)実際に五輪でやる相手(ナイジェリア)はもっとレベルが高いと思うし、ちょっと向こうが組織的ではなかった。個人としてもチームとしても、これで満足するわけにはいきません。僕自身もミスをしてしまいました。個人的なミスなのでチームに戻って改善していく部分だと思います。得点のシーンや崩し方、連係に関しては、初めて組んだ選手もいる中でスムーズにうまくいっているのかなと思いました。チームとしての課題は、今日の試合で見えづらいのは正直あります。こっちがミスしてもあっちがミスして事なきを得ていた。トゥーロンではそういうのは逃してくれないと思います。