歴史を揺るがしたアルドvs.マクレガー UFC王座の歴史【第1回:フェザー級】

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UFCフェザー級王者を振り返る 【Zuffa LLC】

 米国の総合格闘技イベント「UFC」。最強のファイターたちが集う世界最高峰のリングで、その歴史に名を刻んできた選手を紹介する。第1回はフェザー級(−65.8kg)戦線で王座を争ってきたファイターたちの戦いを振り返る。(文:稲垣收)

長年君臨し続けた初代王者ジョゼ・アルド

“絶対王者”として君臨してきたジョゼ・アルド 【Zuffa LLC】

 UFCフェザー級の歴史は、ジョゼ・アルド(ブラジル)とともに作られたと言っていいだろう。

 UFCにフェザー級が新設されたのは2010年。UFCの運営母体であるズッファ社がWEC(World Extreme Cagefighting/ワールド・エクストリーム・ケージファイティング)を2006年に買収し、以降、WECの中量級以上の選手は徐々にUFCに移籍し、WECでは軽量級の試合のみが行われるようになっていった。

 2010年には軽量級部門もUFCに統合され、WECフェザー級王者のアルドとバンタム級王者のドミニク・クルーズ(米国)がスライドする形で、それぞれUFCフェザー級、バンタム級の初代王者になった。
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