【新日本】永田がNEVER初戴冠 ライガーは挑戦失敗 棚橋はラダーマッチでIWGPインター挑戦へ

高木裕美

柴田を破った永田は48歳でNEVER無差別級王座初戴冠 【横田修平】

 新日本プロレス毎年恒例のビッグマッチ「レスリングどんたく2016」が3日、福岡国際センターで開催され、超満員となる5299人を動員。今年は4.29グランメッセ熊本大会が震災の影響で中止になったこともあり、6大タイトルマッチが実現した。
 NEVER無差別級選手権試合では、第三世代の永田裕志が柴田勝頼を倒し王座初戴冠。48歳の新王者誕生を福岡のファンも大歓声で祝福した。

掟破りのPK、バックドロップで柴田粉砕

柴田の得意技PKからのバックドロップホールドでベルト奪取 【横田修平】

 2月の大阪大会で永田ら第三世代は「決起宣言」を行うも、同大会でNEVER新王者となった柴田が「一人世代闘争」をぶち上げ、第三世代の小島聡、天山広吉を撃破。中西学もタッグマッチで敗れており、永田が最後の砦となっていた。
 エルボーの打ち合いから永田がエクスプロイダーで投げると、柴田もジャーマンスープレックス、武者返しで反撃。永田はエルボー、顔面へのニーを連続でブチ込み、コーナーにもたれかからせてのジャスティスニー、垂直落下式ブレーンバスター。10分過ぎには柴田が永田の得意技であるバックドロップを繰り出すと、永田もPKの蹴り足をキャッチしてお返しのバックドロップ。さらに延髄斬りから掟破りのPK、バックドロップで3カウントを奪取した。

ライガー、16年ぶりのIWGP戴冠はならず

【横田修平】

 IWGPジュニアヘビー級選手権試合では、ジュニアの重鎮、獣神サンダー・ライガーが実に6年ぶりにタイトルに挑むも、王者KUSHIDAに敗れ、16年ぶりの戴冠は果たせなかった。
 地元・福岡で大歓声を受けたライガーは、開始早々、カンパーナ、ロメロスペシャルで観客を魅了し、コンクリートの床の上で垂直落下式ブレーンバスターを敢行。なおも掌底、ライガーボム、雪崩式フランケンシュタイナーとたたみかけると、中盤戦でもドラゴンスクリュー、ヒザ十字固め、ニークラッシャー、浴びせ蹴り、空中胴絞め落とし、垂直落下式ブレーンバスターと必殺技オンパレード。しかし、KUSHIDAも飛びつき式で入るリストクラッチ式ホバーボードロックで捕獲し、粘るレジェンドをギブアップさせた。

 試合後、「ライガー最終章、その時間を僕が止めておきました」と、まだまだ現役続行を願うKUSHIDAに、ライガーも「もう1回チャンスくれよ。次、挑戦権を取ったら、必ずそのベルトを腰に巻きます」と、12度目の戴冠を果たすと誓った。

本間がトンガ兄弟の合体技に撃沈

本間がトンが兄弟の合体技に撃沈 【横田修平】

 4.10両国大会のリターンマッチとなった3試合はクッキリと明暗が分かれた。IWGPタッグ選手権試合では、タマ・トンガ&タンガ・ロアの兄弟タッグが、前王者組の真壁刀義&本間朋晃組を返り討ち。前哨戦で流血に追い込まれた真壁が頭に包帯を巻いたまま奇襲攻撃を仕掛けるも、王者組の連係を崩せず、本間がゲリラ・ウォーフェアに沈んだ。

オメガが片翼の天使でヨシタツの首破壊

バレットクラブがNEVER6人タッグ王座を奪取 【横田修平】

 NEVER無差別級6人タッグ選手権試合では、棚橋弘至&マイケル・エルガン&ヨシタツ組が、ケニー・オメガ&マット・ジャクソン&ニック・ジャクソン組に敗れ初防衛に失敗。挑戦者組はラダーやテーブルなどのアイテムを使い試合をかき回すと、オメガが片翼の天使でヨシタツの古傷である首を破壊した。

オメガは棚橋の挑戦を一度は拒否するも…

棚橋は王者オメガの「ラダーマッチなら」の条件を受け入れIWGPインター王座挑戦へ 【横田修平】

 試合後、棚橋が改めてオメガのインターコンチネンタル王座への挑戦に名乗り。オメガは一度は拒否するも、「ラダーマッチなら」と条件をつけると、棚橋もこれを受諾。約3メートルの高さのラダーの上で握手をかわし、両者のラダーマッチによるIWGPインターコンチネンタル王座挑戦が決定的となった。

ハイフライヤーコンビがリベンジ

エアサイダルとシューティングスタープレスでハイフライヤーコンビがベルト奪回 【横田修平】

 IWGPジュニアタッグ選手権試合では、リコシェ&マット・サイダル組が、ロッキー・ロメロ&バレッタの六本木ヴァイスを倒し王座奪回。ハイフライヤーコンビならではのスピードを生かし、同時にシューティングスタープレス&エアーサイダルを発射し、見事リベンジに成功した。
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著者プロフィール

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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