【新日本】内藤が石井との死闘を制しIWGP初防衛 SANADAに雪辱のオカダが挑戦表明

高木裕美

石井との30分を超える死闘を制しIWGPヘビー級王座初防衛に成功した内藤 【横田修平】

 新日本プロレス毎年恒例のビッグマッチ「レスリングどんたく2016」が3日、福岡国際センターで開催され、超満員となる5299人を動員。今年は4.29グランメッセ熊本大会が震災の影響で中止になったこともあり、6大タイトルマッチが実現。メインイベントのIWGPヘビー級選手権試合では、王者・内藤哲也が石井智宏を破り初防衛に成功。次期挑戦者には前王者のオカダ・カズチカが名乗りを上げた。

デスティーノを超える死闘を制す

【横田修平】

 CHAOSの盟友オカダという強力なバックアップをつけた石井に対し、内藤もロス・インゴベルナブレス・デ・ハポン(L・I・J)のセコンドを引き連れ、いつも通りのラフファイトを連発。170cmの史上最小王者を目指す石井は、ヒザ攻め、頭突き、スライディングラリアットなどを繰り出すと、オカダらの助けもあり、1対1の戦いに持ち込む。

【横田修平】

 しかし、内藤は動じることなく、プルマブランカ、雪崩式フランケンシュタイナー、グロリア、ドラゴンスープレックスなどで試合のペースを握り、石井のお株を奪う頭突きからのデスティーノでフィニッシュを決めた。

【横田修平】

 試合後、オカダがリングに上がり、Tシャツを脱いで内藤とにらみ合うと、内藤は目を見開くポーズで挑発。オカダは内藤を指差し、無言で次の挑戦を訴えたことから、6.19大阪城ホールでの再戦が決定的となった。

再び木谷オーナー批判をブチ上げ

【横田修平】

 リング上では、4.10両国国技館大会に続き、またも木谷高明オーナー批判をブチ上げた内藤は、30分を超える激闘にも、「石井も観客も、だいぶ内藤を追い込んだ、あと一歩だったと思ってるんじゃないの。オレにとっては消化試合だよ。あとちょっとだと思った皆さん、オレの手の平の上で転がされてるだけ」と、すべて計算のうちだと一笑。「オレはオクパード(忙しい)。寝不足で疲れちゃった。カンサード(疲れた)だから質問はノーグラシアス。アディオス」と、自らインタビューを切り上げ、夜の博多の街へと消えていった。

オカダがレインメーカーでSANADAに雪辱

【横田修平】

 セミファイナルでは、オカダ・カズチカがL・I・Jの新メンバー、SANADA(真田聖也)と一騎打ち。突如出現した同い年28歳のライバルは、オカダを挑発するかのようにドロップキック、パイルドライバーといった技を繰り出すと、さらに顔面踏み付け式フォール。

【横田修平】

 さらに前哨戦でも屈辱を味わわせたSkull Endで捕獲し、タイガースープレックス。しかし、オカダはムーンサルトプレスをかわして自爆させると、ツームストン、レインメーカーで勝利。IWGP王座を奪われた内藤へのリベンジに動き出したが、内藤には「トランキーロ、あっせんなよ」とスカされてしまった。

後藤がEVILにまさかの完敗

【横田修平】

 ドン底からの再出発を目指す後藤洋央紀は、L・I・JのEVILにまさかの完敗。昨年11月の初対決では内藤の介入で反則勝ちとなったが、この日は1対1の真っ向勝負にも、ペースを握られっぱなし。村正、牛殺しなども決定打とはならず、VILのダークネスフォール、EVILにわずか10分たらずで3カウントを献上してしまった。
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著者プロフィール

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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