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みずしな孝之に聞く野球4コマの過去未来
カネシゲタカシの『ぷぷぷぷプロ野球』
左からザ・ギース尾関さん、みずしな孝之さん、カネシゲタカシ
左からザ・ギース尾関さん、みずしな孝之さん、カネシゲタカシ【写真提供:あいるさん】

 漫画『いとしのムーコ』が大ヒット中の漫画家・みずしな孝之さんが、野球4コマ漫画出身であることは皆さんご存知でしょうか。


「いまやすっかり“イヌの人”ですよ」と自らおっしゃるみずしなさんですが、かつては大魔神・佐々木主浩投手を主人公にした4コマ漫画『ササキ様に願いを』などで、野球ギャグ漫画家としての地位を確立されていました。


 そんなみずしな先生に、野球4コマにまつわるいろんなお話をうかがいました。

「ササ願」の思い出

 4月17日夜、新宿ネイキッドロフトにて『カネシゲタカシとザ・ギース尾関のプロ野球たのポジウム』というトークイベントを開催させていただきました。


“カープ芸人”として知られるザ・ギースの尾関高文さんとタッグを組んで今回が2回目なのですが、そのゲストがみずしな孝之さん。ここぞとばかり、いろんなお話をうかがいました。


――そもそも漫画家になるきっかけは?


「子供の頃からクラスメイトや学校の先生の似顔絵を描いて4コマ漫画にするのが好きだったんです。それで中学の頃、たまたまコンビニで立ち読みした雑誌に野球4コマ漫画が掲載されていて『ああ、こういう世界があるんだ。こういう活かし方があるんだ。つながった』ってなったんです」


 そして高校在学中に4コマ漫画誌『まんがスポーツ』(芳文社)に『混セでSHOWTIME』を掲載。それが正式なデビュー作となったそうです。

 

 また1993年からは4コマ誌『まんがパロ野球ニュース』(竹書房)で『ササキ様に願いを』の連載を開始。佐々木主浩投手(当時横浜ベイスターズ)を“暴君キャラ”に描いたこのマンガは人気を博し、以降みずしなさんは雑誌の看板作家として長く活躍されることとなります。

単行本『ササキ様に願いを』
単行本『ササキ様に願いを』【カネシゲタカシ】

「98年のベイスターズ日本一の優勝特需ではNHKにも出ました。取材カメラが僕の仕事場に来て、絵を描いてるところを撮影していってね。でもいざオンエアをみると『この不遇の漫画家が、ベイスターズの優勝でようやく光を見ることとなる』みたいにナレーションつけられてて。そこそこまあまあ売れてたっちゅーねん!(会場爆笑)」


――雑誌では佐々木主浩さんご本人と対談などもされてますが。


「そうですね。佐々木さん、本当はすごく礼儀正しい人なのに、僕の前では漫画と同じように暴君キャラを演じてくださって。『チェリオ買ってこい』とか言われたりして(笑)」


 他にも三浦大輔投手が試合で使用するタオルのデザインをご本人から頼まれたり、球団とコラボしたグッズを出されたり。ともかく“ササ願”のヒットで野球4コマ作家としての地位を確立されます。

そもそもなぜベイスターズファンに?

――みずしなさんは東京生まれの東京育ちなのに、なぜ横浜DeNAベイスターズ(当時は横浜大洋ホエールズ)のファンに?


「小学生の頃、クラスに“ホエールズブーム”が到来したんです。『あのチーム、試合には勝たないけど足速ぇぞ!』ってなりまして。それで皆でファンになりました。ブームはすぐに去ったけど、僕はそのまま」


――「足が速い=カッコイイ」というわかりやすさ(笑)。高木豊、加藤博一、屋鋪要の“スーパーカートリオ”の時代ですね


「初めて行った試合は、新浦壽夫さん(巨人から韓国球界を経て大洋に入団)が日本球界復帰後に初勝利した試合だったと思います(87年4月)。外国人選手に声かけたら手を振り返してくれたりして。それでもっと好きになっちゃった」



 球団発行誌『月刊ホエールズ』の読者投稿欄の常連になったのは、その後のこと。いまではベイスターズファンであることについて「好きというか、やめられない」としみじみ語っておられました。

カネシゲタカシ
カネシゲタカシ

1975年生まれの漫画家・コラムニスト。大阪府出身。『週刊少年ジャンプ』(集英社)にてデビュー。現在は『週刊アサヒ芸能』(徳間書店)等に連載を持つほか、テレビ・ラジオ・トークイベントに出演するなど活動範囲を拡大中。元よしもと芸人。著書・共著は『みんなの あるあるプロ野球』(講談社)、『野球大喜利 ザ・グレート』(徳間書店)、『ベイスたん』(KADOKAWA)など。

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