フォーミュラEが花の都を疾走する! 第7戦パリ大会の特設コースを紹介

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フランス系メーカーの誇りを首都で

コースからは、エッフェル塔を望む 【motorsport.com/赤井邦彦】

 パリの市内でのフォーミュラEレース開催は、FEH(フォーミュラEホールディングス)のアレハンドロ・アガグ代表にしてみればシリーズ開始からの夢。彼は常々、「パリとニューヨークの街でフォーミュラEのレースを開催するのが夢だ」と語っていた。その夢のひとつが実現する。アガグの後押しをしたのがFIAのジャン・トッド会長であることは疑う余地がない。トッド会長はフォーミュラEの強力な支援者。モータースポーツの将来をにらんで、アガグが始めた環境負荷のないフォーミュラEを推進する。

 FIA本部は今回のパリePrixの会場から目と花の先(セーヌ川を渡った対岸すぐの所。直線距離で約600メートル)。FIA選手権のフォーミュラEがパリ市内に足跡を残せた裏には、FIAの意向も働いていたはずだ。

パリePrixのコース図。パリの本当に中心であることが、お判り頂けるだろう 【Formula E】

 パリでフォーミュラEが行われることを歓迎するのはFIAだけではない。フォーミュラEにはその開始時期から多くのフランス企業が参画しており、今回のレースをサポートする。ルノー、DSシトロエンといった自動車メーカー、ミシュランタイヤはその筆頭であり、彼らにとって自国のそれも首都の真ん中で自社の誇る技術を搭載したレーシングカーが走るのは、この上ない誇りだろう。

 観客席のチケットは完売。あと24時間もすると、静かに、高速で、フォーミュラEがパリの街中を疾走する。

(文:motorsport.com/赤井邦彦)

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