NFL入りが期待されるアメフト選手 庄島辰尭、日本人未踏の地での挑戦
「UCLAでプレーできるのはとても良い経験」
4月23日に行われる“スプリング・ショーケース”と呼ばれる春の紅白戦に向け練習に取り組む庄島(背番号58) 【永塚和志】
憧れのUCLAでのプレー。だが当の庄島自身は、過去に幾人ものNFL選手を輩出してきた有名校でのプレーに浮かれてはいない。サンタモニカカレッジも過去に幾人ものNFL選手を輩出するなど、2年制大学としては全米的に知られる強豪校だが、「やはりUCLAのようなディビジョン1(1部)のチームとなると、バケモノのような選手がたくさんいて、ジュニアカレッジと比べるとレベルもグッと上がる」(庄島)と身を引き締める。しかし、アメフトのレベルが上がるのは編入してきた時から承知の上で、不安はない。むしろ「その中でプレーできるのはとても良い経験だとポジティブに捉えています」と笑顔を見せる。
U−19日本代表にも選出
「基本に忠実なところだったり、集中力、細かいところに気を配ることができるのは日本人の優れているところだと思うので、そういったことを間近に学ぶことができたのは今の自分にも生きています」と庄島は丁寧な口調で話す。