三冠王者・宮原は真霜と壮絶ドロー
秋山がタイガーのキックにTKO負け
三冠王者・宮原のチャンピオン・カーニバル初戦は真霜と時間切れ引き分けとなった
三冠王者・宮原のチャンピオン・カーニバル初戦は真霜と時間切れ引き分けとなった【前島康人】

 全日本プロレスの春の祭典「2016 チャンピオン・カーニバル(CC)」が9日、東京・後楽園ホールで開幕し、満員となる1299人を動員。今年は全14選手が参加し、最終戦4.24エディオンアリーナ大阪 第2競技場大会で優勝決定戦が行われる。


 メインイベントでは、現三冠ヘビー級王者の宮原健斗が、KAIEANTAI−DOJOのエース・真霜拳號と対戦。壮絶な激闘の末、30分時間切れ引き分けとなった。

両者譲らず時間切れ

王者として激しい攻めを見せる宮原
王者として激しい攻めを見せる宮原【前島康人】

 平成生まれの若きチャンピオンに対し、真霜は開始早々、場外でイスへ投げつけると、鉄製フェンスに顔面を打ちつけ、通路でのランニングキック。宮原も鉄柵攻撃、場外マット上でのDDTでやり返していく。20分過ぎには真霜の雪崩式ブレーンバスターが決まるが、宮原もすぐに立ち上がり、キックの相打ちで両者ダウン。残り5分を切ったところで、宮原はジャンピングキックを後頭部、顔面に炸裂させると、真霜も必殺の無道で捕獲。両者まったく譲らないまま、時間切れのゴングが鳴らされた。


 引き分けにより失点1でのスタートとなった宮原だが、「悔しいけれど負けたわけじゃない。オレは進化系のポジティブなチャンピオンだから」と気持ちを切り替えると、「トロフィーを持って帰ることしか考えていない。CCという大きい舞台で優勝して、もっと有名になりたい」と、さらなるステップアップを宣言。試合後、三冠ベルトを触ってアピールしてきた真霜に対しては「今日引き分けたから to be continued を自分の中で意識しちゃう部分もある」と再戦にも含みを持たせた。

秋山はタイガーのソバットでレフェリーストップ

秋山はドクターストップとなり、初戦黒星となった
秋山はドクターストップとなり、初戦黒星となった【前島康人】

 今年限りでのCC撤退を明言した秋山準は、リアルジャパンプロレスのスーパー・タイガーと対戦。場外でヒザ蹴りを連発すると、リング上でもランニングニー、フロントネックロックと厳しい攻めを繰り出すも、タイガーがローリングソバットに続けて放った回し蹴りが頭部にクリーンヒット。バタリと倒れたまま動けなくなり、すぐにレフェリーがゴングを要請した。


 敗れた秋山はセコンドに両肩を担がれながらも、自分の足で歩いて退場。一方、初めて全日本マットに上がったタイガーは「これで勝ったと思っていないし、こういう試合が何戦も続くかと思うと武者震いが止まらない」と、将来「プロレス界を背負って立つ男」になるべく、まだまだ変化を続けると誓った。

高木裕美

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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