【DDT】飯伏が半年ぶり復帰戦で大暴れ 涙の復活勝利

高木裕美

DDT両国大会で半年ぶりに復帰した飯伏は感極まって涙 【横田修平】

 DDTプロレスリングの春のビッグマッチ「Judgement2016〜DDT旗揚ゲ19周年記念大会〜」が21日、東京・両国国技館で開催され、満員となる6938人を動員。DDT&新日本プロレスの両団体を退団した飯伏幸太の復帰戦&飯伏プロレス研究所所属第1戦は、「東西正面向正面全面使用エニウェアフォール・ウェポントレジャーハント3WAYタッグマッチ」として、飯伏が伊橋剛太と組み、高木三四郎&葛西純組vs.KENSO&中澤マイケル組と激突した。

半年ぶり試合もハチャメチャファイト健在

パイルドライバーで便器に突き刺すなどハチャメチャファイトは健在 【横田修平】

 試合前には「いかレスラー」の奇才・川崎実監督による、怪獣と戦う初主演映画が今年夏に公開されることが発表された飯伏は、大歓声&大量の紙テープに迎えられて登場。まずは会場外で試合のゴングが打ち鳴らされると、大相撲の遠藤関にお姫様だっこされる顔ハメパネルに収まってピースサインで記念撮影。階段から落ちそうになるのを必死に耐えるマイケルを後ろから蹴り落とし、男子トイレの大便器にまたがって、マイケルをパイルドライバーで便器に突き刺してしまう。

必殺フェニックススプラッシュで復活勝利

必殺フェニックススプラッシュで復帰戦を飾った飯伏 【横田修平】

 会場内に戻ってきても路上の血は収まらず、通路上から約3メートル下の葛西、マイケルに向かってムーンサルトアタック。ロッカー内に隠れていたタノムサク鳥羽とは、グローブをつけて思う存分殴り合う。葛西のテーブルクラッシュ、マイケルのアルティメットベノムアームを食らう場面もあったものの、最後は必殺のフェニックススプラッシュで華麗に舞い、マイケルを封殺した。

DDT退団を了承した高木社長のエールに思わず涙 【横田修平】

 試合後、こらえていた思いが溢れ出し、感極まって涙を流した飯伏に、退団を了承した高木社長が「飯伏、好きなことやれ!」とエール。飯伏も「もっともっとプロレス界を面白くして、また、DDTに帰ってきたいと思います」と、四方へ向かってのバック宙連発で決意表明した。

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著者プロフィール

静岡県沼津市出身。埼玉大学教養学部卒業後、新聞社に勤務し、プロレス&格闘技を担当。退社後、フリーライターとなる。スポーツナビではメジャーからインディー、デスマッチからお笑いまで幅広くプロレス団体を取材し、 年間で約100大会を観戦している 。最も深く影響を受けたのは、 1990年代の全日本プロレスの四天王プロレス。

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