専門紙記者が選ぶ『一番うまい騎手』 国内外の名手&伝説のジョッキーが登場

競馬専門紙「優馬」

競馬専門紙「優馬」トラックマンアンケート

 古今東西、「名手」といえば様々なジョッキーが思い浮かぶが、トラックマンが選んだのは日本でもお馴染みのあの名手!

アンケート結果

6票 デットーリ
4票 モレイラ、武豊
3票 ムーア
2票 ルメール、福永洋一
1票 M.デムーロ、スミヨン、P.エデリー、デザーモ、ボウマン、ペリエ、横山典弘、蛯名正義、田原成貴、的場文男、大塚栄三郎、安藤勝己、岡部幸雄

「フランキー」を筆頭にやはり外国人騎手が上位にランクイン

日本での活躍も目立つムーア騎手は第4位の得票(撮影:日刊ゲンダイ) 【(C)競馬専門紙「優馬」】

武井TM(関東本紙)
デットーリ

海外を含めるとキリがないのでしょうが、国内でもイーグルカフェ、アルカセット……。馬の想像を超えたポテンシャルを引き出してくる外国人騎手のスゴさをはじめに思い知らされた1人でした。

佐藤直TM
デットーリ

数々のGIでの好騎乗が印象に残っています。

小島TM
デットーリ

一番日本での騎乗でインパクトがあったのは中山で行われたジャパンカップダートでのイーグルカフェの騎乗。調教師も“神業”とうなった程で、デットーリでなかったらイーグルカフェは勝っていなかった。

伊利TM
デットーリ

ジャパンCで最多タイの3勝を挙げており、しかも全てハナ差。社台グループ総帥の吉田照哉氏が「デットーリが騎乗すると、他の騎手より5馬身違う」とテレビ番組で発言していたが、その通りだと思う。

匿名希望
デットーリ

JCダートでイーグルカフェを持ってきたあたり。

匿名希望
デットーリ


広田TM
モレイラ

記憶に新しいが、去年の札幌での騎乗を目の当たりにして印象に残っている。

木谷(編集)
モレイラ

下半身がブレない、無駄のない美しい騎乗フォーム。そしてレースセンスと勝負強さ。昨夏の札幌で初めて見ましたが、これほどのジョッキーは見たことがないという位、レベルが高いと感じました。デットーリが5馬身なら、モレイラは7〜8馬身違いますね。

匿名希望
モレイラ

能力のバランスが現役で軒並み高く、様々なシーンに対応できる。

匿名希望
モレイラ


上田編集長
ルメール

「ヨーロッパの人は日本人と感覚が違う」と、ある牧場の方から聞いたことがある。小さい頃から馬と接する機会が多いという意味だ。馬の育成においてヨーロッパの人を招聘しても「なかなか日本人のスタッフには伝わらない。言葉じゃなくて感覚だからねぇ」と語ってくれたことを思い出す。幼い頃からサッカーボールで遊んでいるワールドカップの強豪国みたいなものか。ともかく、外国人騎手が活躍するのは、そんなところもあるのだろう。競馬では今までの脚質を簡単に変えてしまって驚くこともあり……。外国人騎手が積極的だから……。それだけではない感覚が彼らにはあるのだと思う。彼らが騎乗すると馬の実力以上の人気になることが多いので馬券的な魅力はないが、きっちりと結果も出していることで一番はルメール騎手。昨年の勝率はJRAで1位(100戦以上の騎手)、今年も先週までで彼がトップだ(10戦以上の騎手)。

中邑TM
ルメール

多少気難しい馬や、折り合いに難のある馬を制御するセンスはピカイチ。勝負所での捌きも巧く、騎乗馬の特徴や脚力をシッカリと把握できている。

落合(編集)
M.デムーロ

ここ1番の勝負強さ。日本の競馬に対する姿勢。

小野智TM
ムーア

レースに騎乗する前に騎乗馬の全レースのリプレイを見て、毎週5時間に及ぶシミュレーションをするのだから、プロ意識の高さに頭が下がる。当日も馬場状態を熟考して乗るのだから凄い、最近で言えば昨年のJCでラストインパクトを2着に持ってきた神騎乗は他のジョッキーも迷いなく“スゲー”と言っていた程。“世界のムーア”と言われるのも納得。

吉田TM
ムーア

海外を含めて数々のGIを勝ってはいますが、2010年11月3日の新馬(京都)を勝ったラトルスネークの騎乗はまさしく怪物級の衝撃がありました。ラスト3F11秒7−11秒9−11秒6もそうですが、見た目にも弾け方が異様に感じました。そして、2戦目3戦目に名手と言われるジョッキーが乗ったにも関わらず、折り合いを欠くなどして惨敗したレースを観て、改めて馬よりもR.ムーアが凄かったんだと再認識しました。

宮崎TM(競友)
ムーア

スペースを逃さず判断良くつける 。馬をトップスピードに乗せるのが速い、追える。

大江原TM
スミヨン

折り合いに難がある馬でも躊躇なくスタートを出して、ある程度の位置を取ってその馬の能力を最大限に発揮することができる。

前田TM(競友)
デザーモ

うまいだけでなく、とにかく追えた。己の腕力で馬を動かしてる感が半端なかった。

匿名希望
P.エデリー
英国にはフレッド・アーチャー、レスター・ピゴット、ゴードン・リチャーズなどの名騎手がいるが、実際に見た中ではこの人。ダンシングブレーヴの凱旋門賞は白眉。

瀬古TM
ボウマン


匿名希望
ペリエ

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著者プロフィール

競馬専門紙「優馬」のスペシャル競馬サイト。トレセンや競馬場という現場で記者やトラックマン達が仕入れてきた生情報を元に、予想記事やコラム記事を掲載しています。さらに、競馬ファンのニーズに対しダイレクトに応えていくようなコンテンツも展開。

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