ウェールズの2大スターは同級生 ラグビー代表主将とベイルの絆
シックス・ネーションズの優勝候補、ウェールズ
ウェールズの主将としてチームを引っ張っているサム・ウォーバートン 【写真:ロイター/アフロ】
そんなウェールズの象徴となっている選手は、キャプテンのFL(フランカー)、サム・ウォーバートン(27歳)だ。オーストラリア代表のマイケル・フーパーらと並ぶ世界的なオープンサイドフランカーで、運動量豊富なジャッカル(相手のボールを奪い取ること)の名手である。
ユース時代から代表として活躍し、キャプテンを歴任。19歳でウェールズ代表デビューを果たし、22歳で歴代2番目の若さでキャプテンに就任した。
2011年、15年のワールドカップもチームを牽引、13年のブリティッシュ&アイリッシュ・ライオンズ(イングランド、スコットランド、ウェールズ、アイルランドからの選抜チーム)のオーストラリア遠征でもキャプテンを務めた。
レアル・マドリードで活躍するベイル
ウェールズ代表をサッカー欧州選手権初出場に導いたガレス・ベイル 【写真:ロイター/アフロ】
ベイルを筆頭に若い選手たちの活躍もあり、サッカーのウェールズ代表は、見事に予選を突破し、16年6月〜7月にフランスで開催されるUEFA EURO 2016(欧州選手権)に初出場を決めた。
そんなウォーバートンとベイルは実は、ウェールズにあるウィットチャーチ高校(11〜18歳)の同級生である。ウォーバートンは1988年10月5日生まれ、ベイルは1989年7月16日生まれだが、英国の学校は9月から始まるので同学年となる。